戦力拡充計画と弊本丸 ページ9
戦力がじわじわと増えつつあるある日…
山姥切「…主、戦力拡充の市中演習で目的の不動行光と歌仙兼定と石切丸と太郎太刀がドロップした。」
『プッ』
最近は顕現には紙を依代に使っている。
作ったウサギ型の紙に主が自分のものである証拠を残すために顎を擦り付ける習性を利用するのだ。
擦り付けた所から紙に霊力を流し込むことになる。
まとめたウサギ型の紙に主が顎を擦り付けたのを確認して、ドロップした刀達にのせていく。
「……ひっく。俺は不動行光。織田信長公が最も愛した刀なんだぞぉ!どうだ、参ったかぁ〜!」
「僕は歌仙兼定。風流を愛する文系名刀さ。どうぞよろしく。」
「石切丸という。病気治癒がお望みかな?……おや、参拝者ではないのか。」
「…おや。現世に呼ばれるとは。私は太郎太刀。人に使えるはずのない実戦刀です。」
…
…圧が凄い。←
不動「…んで?あんたは?」
山姥切「山姥切国広。この本丸の初期刀だ。」
歌仙「君の主はどうしたんだい?」
山姥切「…そこにいるだろ。」
不動・歌仙「へ?(゜_゜)?」
山姥切の指さした先にいるのは…
サークルにおいてある牧草をプツプツと食べている黒いうさぎ。
石切丸「…もしかして、このうさぎが…」
太郎「今代の主…ですか。」
山姥切「ああ。」
不動「あんたが…主…?」
サークルの前に近づき、傍らに甘酒を置き、主と目線を合わせる不動…
不動「…」『(ジー)』
不動「ヒック…こんなダメ刀でよけりゃあ、よろしく。」
『プップッ』
歌仙「宜しく。」
太郎「…よろしくお願いいたします。」
石切丸「よろしくね。」
『!!(*´ω`*)(ダダダダ…)』
主を放すと、嬉しそうに足元を駆け回る。
最終的に山姥切の足元にとどまる。
山姥切「主は夜行性で、人間の本丸の生活とは昼夜逆転する。大太刀の二人には不便を強いってしまうが、本丸内で使うようにする暗視器具を購入する目標金額にもうすぐ届くから、安心して昼の戦場の主力を担ってほしい。」
今宵も、うささに本丸の一日が始まる。
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アイチ - うさぎ主、凄く可愛いくて癒されます(*´∀`*)ポッ小説の更新稲妻なのかさんのペースで頑張って下さい!!応援しています(*´ω`) (2019年1月24日 13時) (レス) id: 3b90f32177 (このIDを非表示/違反報告)
稲妻なのか(プロフ) - 銀狼(オツキミ)さん» ありがとうございます!最近の更新でも書きましたが、いろいろあるので更新は遅いかもですが、うさ主さんと刀剣男士との日常を心の隅っこでもいいので楽しみにしていてくださいね。 (2017年7月4日 15時) (レス) id: 10471b2451 (このIDを非表示/違反報告)
銀狼(オツキミ)(プロフ) - うさぎ主は、珍しいので驚きました!これからも頑張ってください! (2017年7月2日 2時) (レス) id: 12832b6b45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:稲妻なのか | 作成日時:2017年5月7日 3時