玲王の辛そうな顔は、死ぬより辛いこと。 ページ9
Aは移動中の車の中で、ブルーロックの様子をスマホで観ていた。
彼女は特別にアンリから、ブルーロックの試合を観えるようにしてもらっていた。
そして、玲王が潔達に敗北する瞬間を、見届けていた。
そして凪達は玲王を選ばず、千切を仲間に迎えた。
「変わっちまったんだよお前は。二人で世界一になるって俺との夢も忘れる人間にな。見捨てるなら……ちゃんと見捨てろよ。クソが……」
「…だったらさ、ここでお前を選べば満足なの?で?ワクワクもしないのに気持ちだけチームになって……世界一ってそんなに甘っちょろいことなの?
俺らの約束忘れてんのはお前の方じゃん。
……つーか、なんかもういいや。面倒くさいよ。玲王。」
「なぁ玲王。選ばれる方じゃなくて選ぶ方になれよ。なんのためにサッカーやってんだお前。
世界一のストライカーになる人間しか青い監獄じゃ生きらんねぇぞ。」
玲王は今まで見たこともないくらい、悲しそうで。
「下向くな。見届けろ。ここで眼を逸らしたら……俺達は終わりだ!!」
Aのスマホ画面に、ポタ、ポタ……とまた涙が落ちる。
レオがこんなに辛そうな顔をしているのを見るのは、久しぶりだった。だからかな。胸が苦しくて、張り裂けそう。
レオがずっとずっと幸せでいられるなら、Aは自分の命ですら捧げられる。
Aの大好きなレオ。
ずっとずっと隣にいて、馬鹿みたいにはしゃぐAを、レオは呆れながら腕を引いてくれていた。
……いつの間にか、一緒にいない時間が増えて、当たり前になっていた。
今のAじゃ、レオを立たせることなんて出来なかった。
……國神くん、ありがとう……。
その後も、玲王は國神くんと共に試合をした。
Aはスマホをギュッと握り締めてその試合をみつめていた。
士道が國神を悪く言う姿や、玲王にマリーシアを使った五十嵐に酷く強い憤りを感じながら。
そして玲王達は敗北し、國神くんはブルーロックを去ることとなった。
……彼が居なければ、レオは終わっていたと思う。あのとき、戦意を喪失して、本当に終わっていたかもしれない。
國神くん、あなたは本当に……どこまでも優しい人だった。
Aは静かに声を圧し殺して泣いていた。
そこまで見たところで、Aはスマホ画面を消した。
ずっとずっと味方だからね。→←新タイトル!【黒名くんにきゅんな毎日。】!※追記
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桜花(プロフ) - 咲夜（さくや）さん» コメントありがとうございます!!返信遅くなってすみません😭最近忙しくて更新出来なくなってますが、きちんと書くのでこれからもよろしくお願いします!! (1月22日 21時) (
レス) @page4 id: e0b4a0dc7c (このIDを非表示/違反報告)
咲夜（さくや）(プロフ) - 更新頑張ってください (11月9日 0時) (レス) id: f2b60f62ba (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - ☆❤(ӦｖӦ｡)さん» コメントありがとうございます!!これからも二人をよろしくお願いします♡! (2023年3月21日 18時) (レス) @page15 id: e0b4a0dc7c (このIDを非表示/違反報告)
☆❤(ӦｖӦ｡) - 玲王にぞっこんな鈴木ちゃん可愛いー！2人が幸せになる未来を願っています！！更新期待して続きを正座待機！！ (2023年3月21日 18時) (レス) @page15 id: d787175691 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 優那さん» コメントありがとうございます!!これからの展開をお楽しみに!! (2023年1月29日 16時) (レス) id: e0b4a0dc7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜花 | 作成日時：2023年1月28日 23時
