【ブルーロック】凪くんはハニートラップがおじょうず。【凪誠士郎】

可愛いからこそ甘やかしちゃうんです。 ページ9

「さっ、もうそろそろ行こうか。そこに部員で共同で使ってる傘あるから、今度こそ濡れずに行けるはず!」

「う〜……はぁい……」

凪くんは本当に面倒くさがりね。

「凪くん、御影くん待ってると思うから!早く行ってあげないと!それに練習早めに切り上げれるかもしれないしね。」

仕方ないなぁ……可愛いから、特別ね。

「はい、凪くん。どれかあげる。どれか好きなの選んで。」

「あー……じゃあコレにする……。」

「はい、どうぞ。」

「ありがと……」

「練習、頑張ってね!」


練習行くの面倒くさい……けどセンパイからお菓子もらっちゃったし、行かないとセンパイに申し訳ないよね〜……制服とか髪のこととか色々やってもらったわけだし〜……

センパイが後ろで、「頑張ってね〜。制服はちゃんと取りに来てね〜!」と笑顔で手を振っていた。それに小さく手を振り返してトボトボと玲王たちの方へ向かう。

あ〜あ、練習サボりたい……。

涼しい部室でセンパイとゲームやってたい。

でも応援されちゃったし。

お菓子もらっちゃったし。

"練習、頑張ってね!"

センパイもそう言ってたし。

センパイって、何か不思議。

さっきもそうだったけど、センパイ見てると、何かぽわぽわ?ほわほわ?する……。


だからなんだか、余計に甘えたくなる。

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