社内ベビーシッター3

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おみまい2






今日の朝のこと。


『あれ？大毅遅いな。』


毎朝同じ時間に淳太君に連れられて来る大毅が、今日はなかなか来なかった。



すると電話が


『もしもし中間やけど。大毅がな…』


大毅は夜中に高熱がでて、近くの病院に入院したという電話だった。

今は季節の変わり目で、暑かったり寒かったり。雨も降ったり止んだりで台風も多い。こんな不安定な時期に大毅は体調を崩しやすい。





の「うでどうしたの？」


「これね…」


元気になった大毅を見てホッとしていると、



り「だい？ないてる？」


急に大毅が泣き出した。


「どうした大毅？」


「ひっく、これな…だいきな、ちゅうしゃしたんやで。ずっとしててな。すんっ。やからこわかったぁ〜っ」


のんちゃんが悪気なく聞いた包帯で巻かれた腕のこと。大毅はずっと点滴が怖いのを我慢していたという。


「じゅんたにねっ、おしごとはやくいってほしかったから、ひっく、だいきがんばったぁ〜っ」



「そっか。よくがんばったね。」


よしよしと大毅なだめていると、


「だいはつよいな！ぼく、ちゅうしゃしたらないちゃうもん！」


「だいすごい！」


のんちゃんと流星もベッドの上に登って大毅をよしよし

すると、


「えへっ。だいきがんばったんやで。」


メソメソだいちゃんからニコニコだいちゃんに。


の「だいにっこにこー！」


り「にこにこ〜」



しばらく病室にいると、



「かみちゃん！？望君に流星君まで。」


淳太君が仕事帰りにやってきた。


「今日の朝も保育ルーム行きたいって言ってたんよ。かみちゃんたちが来てくれて大毅も嬉しかったと思うで。ありがとう。」


まだ退院するのには時間がかかるという。


「流星、のんちゃん、明日も大毅のお見舞いに行こか。」


「うん！」「ん！」


つづく

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