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なんだか不穏な空気になった。

乱数という人と神宮寺先生がマイクを取り出した。
マイクを使っての私闘はご法度なんじゃなかったっけ?

「こんなところでなにしている?ここでの私闘は禁止されている。これだから汚らわしい男どもは・・」
勘解由小路無花果この世界のNo.2だったかな?

「誰だ。あの乳でかおばさん」

「ちょ、ばかっ!」

「おい、そこのチャイナ。目上の人に対して失礼じゃないか?」
ギロッと思い切り睨まれるが、睨まれた本人は飄々としている。

「ふん。私はあんたが目上の人だとは思えない。わたしを扱うことなんてあの人ぐらいにしかできるわけがない。」

「ほーう。随分と肝が据わった娘だな。だが、お仕置きだな」

ピッと音がした。

ヒプノシスマイク か。だが、残念だな。

「わたし、ヒプノシスマイク 効かない体質なんで。それと、わたしは人間なんかじゃないよ。人間よりも凶暴で冷酷なバケモノだ。夜の兎。夜兎(やと)って知ってるか?絶滅寸前の戦闘傭兵部族。これが私だ。わたしは闘うことが好きだ。おばさん。いや、ここにいる女どもに言っておこう。わたしはいつでもお前らに牙を向けることができる。女が上に立つことができる?ふざけんじゃねぇ。人は平等であるべきだ。わたしはちゃらんぽらんでも、本体がメガネのやつでも、わたしと同じ部族だけど優しい心を持った女の子、ゴリラやマヨやドSや凶暴ゴリラ女でもドMでも戦闘狂アホ毛でも笑って、ばかやってる方がずっといい。そんな世界の方がわたしはずっといい。宣言してやるよ。



この壁をいつかぶっ壊してやる。女だけ優位に立つこの腐った世の中を変えてやる。一郎、左馬刻、乱数、神宮寺先生そうだろ?」

「おう、言うじゃねーか。A!!」

「ふっ、言ってくれるじゃねーか。クソガキ」

「ふふっ、面白いことを言うね、おねぇさんは」

「興味深いよ。君は」



「ふっ、やれるものならやってみろ」

「あ、いいんですね?ここの壁壊してもいいんですよね?」


ドゴッ!!
中央区の建物の壁に塞ぎきれないほどの大穴を開けた。

「おい、その壁じゃないだろ」

「え?壁(物理)じゃないの?」
このとき、無花果はこう思った。



この女、ばかだと。

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もち明太子 - 面白かったです!!!!続き下さい (2022年5月11日 7時) (レス) @page27 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
Rico(プロフ) - いぬさん» ありがとうございます!これからも更新頑張ります! (2020年1月6日 23時) (レス) id: 3a6a1a4cba (このIDを非表示/違反報告)
いぬ - とても面白いです!これからも頑張ってください! (2020年1月6日 16時) (レス) id: db46678bdc (このIDを非表示/違反報告)
美由紀(プロフ) - やっつーさん» ありがとうございます!これからも頑張りますね! (2019年12月26日 20時) (レス) id: 9e4be1b4f0 (このIDを非表示/違反報告)
やっつー(プロフ) - 何時も読んでいます!此れからも頑張ってください! (2019年12月20日 14時) (レス) id: 7ab3b51d33 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:嘉村田昴 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai /tennnenn chanto tun kunn  
作成日時:2019年3月24日 12時

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