2日目 ページ10
ピピピピピッ・・・
「もう朝か」
小鳥のさえずりで目覚められるなんて、今日はいい日になりそうだ。
時計を見ると7時。朝食まで30分。身支度するにはちょうどいい時間だ。
「おはようございまーす、、、」
ジンさんの部屋のドアは開いていた。
恐る恐る中に入ると、ごま油のいい香り。
「おはよう、Aちゃん」
エプロンをつけたジンさんは、私の気配に気づいて、優しく微笑んでくれた。
「ちょっと早かったですか?」
「ううん、ベストタイミングだよ。他の子達は時間になっても全く起きてこないからね」
他の住人たちが降りてくるまで、私はジンさんを手伝うことにした。
テーブルを拭いて、住人たちそれぞれの食器にご飯をよそって、テーブルセッティングは完璧だ。
NJ「おはようございます」
HS「ございまーす」
ピシッと頭からつま先までセットされているナムジュンさんに対して、河童の皿みたいな寝癖をつけて降りてきた2人。
JN「ふふふいつもと変わんないな。ナム、ホソク、悪いんだけどマンネ起こしてきて。Aちゃんはユンギ起こしてきて」
「みんな寝起き悪いんですか?」
JN「ヤーそうなんだよー。うちで早く起きれるのナムとAちゃんしかいないんじゃない?あ、クオズたちもわりと早起きかな?」
「クオズ?」
JN「あー今いない子達ね。大学の合宿であと一週間くらいは戻ってこない。その子たちだいぶ騒がしいから覚悟してね」
あひゃひゃひゃひゃ
ジンさんに言われた通りユンギを起こしに行く。
「ユンギさーん。朝ですので起きてもらえますか」
「んーあと五分」
「・・・5分あればユンギさんのパソコン木っ端微塵にできますね」
私はそう言い放つと同時にくるりと踵を返す。
背後で恐怖に怯えるユンギが、大慌てで布団を剥いだことであろう。
「木っ端微塵はやめろ、せめて半分に割るくらいにしてくれ、ってもういねえし。くっそ、嵌められた」
ユンギがの悪態もちゃんと聞いてから、ジンさんの部屋に戻る。
部屋には私とユンギ以外全員揃っていた。起床ミッション成功しましたっ、とおちゃらけて言ってみるとその場にいた全員が固まった。
JN「え、起床ミッション成功したの」
NJ「ヒョンが一番難関なのに」
HS「お爺ちゃんと孫」
JK「・・・」
YG「なんだ?なんでみんなご飯の前で固まってる?」
すげえ
本当にミッション成功してる
寝起きでこんなに機嫌いいヒョン久しぶりに見た
なかなかやりますね
賞賛の声が次々と。
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ねこ(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです!楽しそうだしいいですね〜! (2019年7月15日 13時) (レス) id: b5c5f58849 (このIDを非表示/違反報告)
Nini and Riri(プロフ) - 一戸建ですか?マンションですか?建物がどんなのか分かりずらいです。理解能力乏しいのでよかったら教えて下さい。 (2019年6月30日 8時) (レス) id: fde96aa48f (このIDを非表示/違反報告)
リハ(プロフ) - さくらんぼさん!ありがとうございます!頑張って更新するので、感想よろしくお願いします! (2019年6月28日 21時) (レス) id: e47f721d9b (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ - いや〜、ハマりました! 次回作、待ってます! (2019年6月28日 17時) (レス) id: 9ed812cc99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リハ | 作成日時:2019年6月25日 23時