［ONE PIECE］いや知らねェよ、って思ってました。今までは。-2- (ページ33)

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５８話ページ33

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｢テメェも纏めて売ってやるよ！｣

私が会うの人攫いばっかりだな

｢あァ？こいつ演舞のAじゃねェか！
いい値がつくぜェ？｣

『いや無理無理、触らないで不愉快』

腕を掴もうとしてきた男の顔面を足で蹴る

横にすっ飛んでいった、ワロス

てゆーか、情報屋より演舞として知れ渡ってるの腹立つわ

『演舞のAであってるけどさ…情報屋ラークスパーって呼んでくれない？』

鉄パイプを手に持って秒で終わらせた

さてお姉さん

『大丈夫？』

｢え、あ！大丈夫、ありがとう！ってラークスパーって言ったよね！？｣

『言いましたけど…』

｢やっぱり！あの時の子だ！｣

待て待て待て、誰だ貴様

｢えーと、コアラです！
メテオ大佐の所で島民を解放してくれたでしょ？｣

メテオ…そんなやついたな、そういえば

『あァ、あの時のお姉さんか』

｢改めて、助けてくれてありがとう！宜しくね？Aちゃん！｣

宜しくする気は無いんだけど、とかそんなキラキラした目されたら言えないじゃないですか

『よろしく』

｢うん！それでね？少しお話がしたいんだけど…時間ある？｣

『あー…明日じゃダメですか』

クロカの所に顔見せに行かなきゃ

｢大丈夫だよ！じゃあ、明日…31番グローブの樹の前で『41』…え？｣

『41の樹の前。嫌なら無理して言わなくていいです、顔に出てました』

31番って言う時に少しだけ顔が歪んだ

何故かは知らないけど、そこは天竜人が通る事が多いらしいから

そのせい、だと思う

『そんな人多い所行きたくないですし。11時にはそこに居て下さい、じゃね』

｢う、うん！また明日ね！｣

いつからこんなに人を気遣うようになったんだっけ

あーもー、ルフィ君のせいだ

つーかあのアホな兄妹弟のせいだ

…ま、別にいいか

『くーろーかー』

｢お帰りなさいませ、お嬢｣

お手をどうぞ、と手を差し伸べてくれる

ほんと紳士。惚れる、嘘

｢意外とお早いおかえりでしたね｣

『逃げてきたし』

｢おや、では出航致しますか？｣

『いや、女の子と約束しちゃったから出航はまだ』

｢了解致しました｣

ふぅ、とベッドに寝転んで天井を仰ぐ

｢湯浴みの用意済んでおりますよ｣

『ん、入るわ。その後飯ね』

｢御意にございます｣

いやぁ、やっぱり自分の船は落ち着くな

クロカのせいでぐうたら人間になっちゃう…

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