＃１０ ページ10
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吹っ飛ぶ前に服を掴んでガクガクと揺らす
『あたしそんな接客教えたかしら!?客になんて事してんのよバカじゃないの!?』
一頻り怒鳴ってからドサッとルフィ君を落として一礼する
『申し訳ございません、お客様。直ぐに取り替えて参ります』
｢あー、それうちの船長なんだが…｣
『関係ありません。貴方がたはうちの客、それでルフィ君はうちの雑用。その雑用の教育係を任されたのが私ですので』
トクトク、と新しいコップに酒を注げば、上機嫌で飲み始めた緑髪の刀持ってる人
｢あれの教育係にされたの……大変ね｣
『ええ全く。こんな手に負えないの初めてよ』
オレンジ髪の子に同情されて呆れ半分でそう答えれば、ルフィ君の後ろからサンジがやってきた
｢ああ海よ、今日という日の出逢いをありがとう
ああ恋よ♡この苦しみに耐えきれぬ僕を笑うがいい
僕は君となら海賊にでも悪魔にでも成り下がれる覚悟が今できた♡
しなんという悲劇だ!!僕らにはあまりにも大きな障害が!!｣
｢障害ってのァ、俺の事だろうサンジ｣
｢うっ、クソジジイ!!｣
ハートを散らしていた姿から一変したサンジに溜息をつく
｢いい機会だ海賊になっちまえ、レイスも連れてな。お前らはもうこの店には要らねェよ。｣
淡々と言ってのけたゼフさんに首を捻る
いやいや、待て待て
『何であたし！？とゆーか、あたしが居なくなったらこの店ウエイター居なくなるわよ！？』
｢ウエイターなんざ居ても居なくても一緒だ｣
『っ、』
｢おいクソジジイ、俺はここの副料理長だぞ。俺がこの店に要らねェとはどういうこった!!｣
イラっときてカツ、と踵を鳴らせばサンジが前に出てきた
｢客とは直ぐ面倒起こす、女とみりゃ直ぐに鼻の穴膨らましやがる。ろくな料理も作れやしねェし、てめェはこの店にとってお荷物なんだとそう言ったんだ
知っての通りてめェはコック共にもケムたがられてる。海賊にでも何にでもなって早くこの店から出てっちまえ｣
お前もだレイス、と言われて後ろにあったテーブルクロスを握りしめれば、サンジがゼフさんの胸ぐらを掴んだ
｢聞いてりゃ言いてえこと言ってくれんじゃねェかクソジジイ!!!
他の何を差し置いても俺の料理とレイスを貶すとは許さねェぞ!!てめェが何を言おうと俺はここでコックをやるんだ!!
文句は言わせねェ!!!｣
｢オーナーの胸ぐらを掴むとは何事だボケナス!!｣
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祥(プロフ) - こねこさん» わぁぁ！ありがとうございます(*´ω｀人)頑張りますねっ！ (2018年1月10日 6時) (
レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
こねこ(プロフ) - こんばんは^^*とても面白いです…！更新頑張ってくださいね！応援してますっ (2018年1月9日 18時) (レス) id: be237ed739 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 x他1人 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2017年12月27日 4時
