＃３１ ページ33
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肩の傷を取り敢えず止血し、ナミが落ち着いてきた所で処置をする
｢慣れてるのね…｣
『ええ、まぁ。あんなレストランに居たもの、嫌でも上手くなるわよ』
クスクスと笑い合い、立ち上がって手を出す
『いけそう？』
｢ええ、もう大丈夫。行かなきゃ…!!皆戦ってるんだ!!!｣
私の手を取って立ち上がったナミの涙を拭ってやり、並んで走る
着いた瞬間、私は今までに無いくらいの殺気を放ったのが自分でも分かった
横に居たナミが一瞬私に対して怯み、ぐっと唇を噛み締めた
｢アーロンッ!!!｣
そう叫んだナミに、アーロンと、その横で血塗れになっているサンジが名を呼んだ
｢今ちょうどどこぞの海賊共をブチ殺そうとしてたとこだ
何しにここへ？｣
｢あんたを、殺しに……!!!｣
そう言い放ったナミに、アーロンは高笑いした
｢いいか…俺はお前を殺さねェし…お前は俺から逃げられん…!!!お前は永久にウチの測量士でいてもらう｣
そのままアーロンは喋り続け、ナミに選択を迫った
こっちにつくか、アーロンにつくか
追い詰められていくナミの顔に、横にあった手を握り、顔を覗き込んで笑って見せた
｢っ！……ごめんみんな!!!
私と一緒に、死んで!!!｣
｢｢ィよしきたァ!!!｣｣
その間ヨサクとジョニーからルフィの今の状況を聞けば、海に落とされて蘇生中らしい
何やってんだか、と溜息をつけば、遠くで噴水のように水が上がった
｢きたか！後は足枷を外すだけだ!!｣
サンジの声が聞こえて、ニッと口角を上げる
ムクリと起き上がろうとしたゾロをヨサクに投げた
『サンジ、』
｢任せとけ!!｣
ザブン、と潜っていくサンジを横目で見てからアーロンに視線を移す
｢あんな所に噴水はねェぞ!?まさかあのゴム野郎か!!?｣
ビュ、と顔に向かって真っ直ぐ蹴りを繰り出せば、避けられて少し掠った
『気にすんなよ魚野郎、それよりさァ？楽しもうぜ？』
ペロリ、と唇を舐めて挑発すれば、アーロンも頬から垂れた血を舐めた
｢悪魔の実の能力者は海中じゃあその能力は勿論、もがく力すら海に奪われ死ぬはずだ
そいつがまだ生きてるとすりゃあ、誰かがこの戦い(ゲーム)に水を差してるってことになる!!｣
『ふはっ、今来たあたしにそんな事言って何になる？
いいから……来いよ、自慢の鼻へし折ってやる』
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祥(プロフ) - こねこさん» わぁぁ！ありがとうございます(*´ω｀人)頑張りますねっ！ (2018年1月10日 6時) (
レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
こねこ(プロフ) - こんばんは^^*とても面白いです…！更新頑張ってくださいね！応援してますっ (2018年1月9日 18時) (レス) id: be237ed739 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 x他1人 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2017年12月27日 4時
