＃２８ ページ30
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急に船のスピードが上がってガクン、と揺れる
転けそうになったところをサンジが支えてくれた
｢茶は？｣
『零すわけないわよ』
｢だよな｣
ポン、と頭を手を置かれて手元からお茶を乗せたお盆が消える
見ればサンジが持っていて、そのまま外に歩いていった
一瞬ポカン、としてから慌てて追いかける
船が加速したのはさっきのカバに引かせてるかららしい
若干頭のたんこぶが可哀想だけど私も蹴ったから何も言えない
前に島が見えてきて、大きな建物も目に入った
｢見えたぞアーロンパーク!!!｣
おっきー、と思ってるとカバがフラフラしてるのに気付いた
ルフィは疲れるな！とか理不尽な事言ってる
『やっぱりあれよ、サンジの蹴りが効いてるんじゃない？』
｢お前も蹴っただろうが｣
｢おい!!違うぞ!!!もっと左だ!!あの建物だぞ!!｣
｢だめだ岸にぶつかるゥ!!!｣
呑気に話してるとルフィとヨサクが叫び、その方向を見ればカバが思いっ切り岸にぶつかった
その反動で船が上に吹っ飛ぶ
『って、はぁぁ！？』
｢うほーっ！まるで空を飛んでるようだー｣
｢ブッ飛んでんだよ、バカ!!｣
サンジが船縁に捕まりながら支えてくれてるから風圧で吹っ飛ぶ心配はないけど
落ちるー！と叫んでるヨサクの言う通り、林に突っ込んで普通に着地した
『やだ止まんないの!?』
｢おいレイス、捕まってろバカ！｣
『ぅえ！？』
サンジの横に居た状態から引き寄せられて胸に倒れ込む
こんな状況でもトキめくってどんな頭してんだろ私は
｢おォ!!ゾロ!!!｣
どうやら前にゾロ…さん？が居たらしい
そのまま畑を突っ切って崖にぶつかり、止まった
｢てめェら一体何やってんだ!!!｣
怒鳴り声に目を開ければ目の前にサンジの顔があり、肩が跳ねる
『ちょ、サンジありがと、もう大丈夫だから！っこの体制、やだ…！』
横抱きされた状態でサンジの首に回していた手を解き、顔を隠す
｢顔真っ赤だぜ？｣
『う、るさいわね！降ろして！』
｢へいへい｣
ストン、と地面に降ろしてもらったところでゾロを見る
｢殺されました!!!｣
誰が？と言いそうになってギリギリで堪える
｢ジョニー…？｣
皆の見てる方に視線を向ければ、頬に海と書いたサングラスの人
｢…ウソップの兄貴はもう殺されました!!!…………!!!ナミの姉貴に!!!｣
全員が息を飲んだのが分かった
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祥(プロフ) - こねこさん» わぁぁ！ありがとうございます(*´ω｀人)頑張りますねっ！ (2018年1月10日 6時) (
レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
こねこ(プロフ) - こんばんは^^*とても面白いです…！更新頑張ってくださいね！応援してますっ (2018年1月9日 18時) (レス) id: be237ed739 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 x他1人 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2017年12月27日 4時
