＃１３ ページ13
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｢レイス!!!｣
体が一瞬宙に浮き、ズダン、と地面に叩きつけられる
首を抑えながら、ズキン、と痛んだ頭に立ち上がれず座り込む
ぎゃあああ、という声と骨の折れる音に顔を上げた
｢いいレストランだ、この船をもらう｣
客の騒ぎ声が頭に響き、ズキズキとする頭を抑えた
その間何も聞こえず、ただ空腹でくたばってる、という言葉だけが頭に入ってきた
机を支えにしながら立ち上がってクルッと厨房に足を向ける
｢おいどこへ行くサンジ、レイス!!｣
横を見ればサンジも立っていて、下ろしていた髪を紐で括った
『厨房よ』
｢あと百人分、メシを用意しなきゃならねェ｣
たまに眩む視界に、手根でこめかみを軽く叩く
やっと見えるようになった視界で前を向けば、コック共が銃口をこっちに向けて囲んでいた
｢お前らはクリークの回し者かよサンジ、レイス
厨房に入らせるわけにはいかねェ
お前らのイカレた行動にはもう、付き合いきれねェ!!｣
その言葉に、私は近くにある銃口を心臓部分に押し当てた
『いいよ、止めたいなら撃ちなさい』
｢…わかってるよ、相手は救いようもねェ悪党だってことくらい…｣
『でも、あたしには関係ないし…食わせてその先どうなるか、なんて…考えるのも面倒じゃない？』
｢食いてェ奴には食わせてやる!!!コックってのは、それでいいんじゃねェのか!!!｣
腹一杯食べれるのが当たり前じゃないって、分かってるから
空腹で倒れるのが、どれ程辛いことか、分かるから
そんな考えを断ち切るように、後頭部に痛みが走った
そのままコックにサンジと共に抑えられ、私達を殴った張本人、パティが指を差してくる
｢今回のこれはテメェのミス(・・)だ!!これ以上余計なマネをするな、おれはこの店を守る!!｣
突然にパティがクリークに向かって砲弾を打ち込んだ
凄い音を立て、扉も巻き添えにしてクリークは吹っ飛んだ
｢クリークの船に残った連中をどうするつもりだよ…｣
｢さァな、船にバターぬって火でも付けるか｣
｢そいつァ、うめェんだろうなこのヘボコック…｣
砲弾が直撃したにも関わらず起き上がってきたクリークの体は金ピカだった
｢鋼の鎧とはくだらねェ小細工を…!!たたみかけろ!!!｣
｢オオッ｣
武器を持って襲いかかったパティ達は、クリークの全身に仕込んだ武器によって地に伏せた
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祥(プロフ) - こねこさん» わぁぁ！ありがとうございます(*´ω｀人)頑張りますねっ！ (2018年1月10日 6時) (
レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
こねこ(プロフ) - こんばんは^^*とても面白いです…！更新頑張ってくださいね！応援してますっ (2018年1月9日 18時) (レス) id: be237ed739 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 x他1人 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2017年12月27日 4時
