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ある所にシバ島という島がありました
その島には1つの王国があり、代々ある一族が王座を受け継いできました
そこに産まれた1人の少女
嫌われ者のはぶかれ者
『お待たせしましたっ！オレンジカスタードケーキでございます！』
そんな少女は今は元気に働いています
どこでかって？
それはもちろん
『ようこそ！海上レストランバラティエへ！』
グランドラインの手前にある船の上
今日も元気に船内を…否、店内を走り回るのは金髪だが毛先は赤い綺麗な女性
｢レイス！これ持ってってくれ！｣
『分かったわ、置いといて』
伝表を確認して皿と飲み物をお盆に乗せる
レイス
それが彼女の名前だ
『お待たせしましたっ、！？』
｢悪ィ、手が滑ったぜ｣
バシャ、と音がしてレイスに水がかかる
かけた張本人はニヤニヤと薄気味悪く笑った
『…申し訳ありません、お客様。お洋服にかかっていませんか？』
水に濡れた髪をかきあげて、ふわりと笑う
水がかからないように上げられたお盆からスープの入った皿を持ち上げ、机に置いた
『ごゆっくりどうぞ』
｢っ、クールぶってんじゃねェよ！｣
ガシャン、と床に落ちた皿が割れる
当然、中のスープも飲めなくなった
『おいテメェ、どこの誰だか知らねェが調子乗ってんじゃねェぞ』
｢あァ！？｣
ガン、と鈍い音がして男が吹っ飛ぶ
周りがキャーキャーと騒ぎ始めた
それに対して、男を吹っ飛ばした張本人であるレイスは楽しそうに口角を上げて男に指を立てる
『お前の罪は3つある。
1つ、あたしに水をぶっかけた事
2つ、食い物を粗末にした事
3つ、サンジのスープを飲めなくした事…！
最後のが1番重ェぞクソ男』
そう言ってもう1発蹴ろうとレイスが足を振り上げた瞬間、横に吹っ飛んだ
痛そうに横腹を抑えて起き上がり、舌打ちをする
『ゼフさんってあたしだけは蹴るよね。女なんだけど？』
｢娘は別だ。ボケナスが｣
『うっわ、セコい』
娘だからなんて言っちゃって、と言いつつもレイスの顔は嬉しそうだ
ゼフは男を追い出し、レイスに着替えるように言って厨房へ戻る
『ったく…お騒がせ致しました！』
周りの客に笑顔を向けてから皿を片付けて部屋に戻る
スープもったいな、と心底嫌そうに顔を顰めたレイスに、後ろから腕が絡んだ
｢美人な顔が台無しだぜ？｣
『…うるさいわよ、サンジ』
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祥(プロフ) - こねこさん» わぁぁ！ありがとうございます(*´ω｀人)頑張りますねっ！ (2018年1月10日 6時) (
レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
こねこ(プロフ) - こんばんは^^*とても面白いです…！更新頑張ってくださいね！応援してますっ (2018年1月9日 18時) (レス) id: be237ed739 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 x他1人 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2017年12月27日 4時
