猫奮闘記２８ ページ30
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『まるこにぃ、』
｢………よぃ｣
いや、よいじゃねェよ
遠目からモビー・ディック号、然り、我が家を見つめる
周りには見知った船が数隻
『くりえるにぃ、と？』
｢ナミュール、あとフォッサが居ねェよい｣
どうやら海軍船に仕掛けられたようで、周りに軍艦が5隻程浮かんでいる
まぁ、俺はさっさとモビーに帰りたいので、マルコ兄に甲板まで行ってもらう
｢お!!?長男様のお帰りだぜ！…ってスー!?スーだ！スーが居る!!!｣
とてつもなく騒いだサッチ兄のせいで、一瞬で広まる
いや、いくらなんでも余裕見せすぎて可哀想
『ぜーいん、もどって』
目を閉じ、暫くしてからゆっくりと開く
訳が分からん、という顔をしていた者も、俺の目を見てか、隊長格に伝えに行った
さて、全部が一望できるのはどこかな
キョロキョロと辺りを見回せば、周りに青い炎が浮かぶ
そのまま襲ってきた浮遊感に小さく、おお、と漏らした
｢船首か、船尾か｣
『…せんしゅ』
その声に応えるかのように、マルコ兄は俺を乗せて高く飛んだ
全部が視界に映れば、全員モビーに戻っているようで
16番隊が必死に軍艦からの敵を止めていた
パン、と下から上に赤い煙弾が発砲されて、ゆるゆると口角が上がった
｢あまり、やりすぎるなよい｣
『…俺はさっさとモビーに帰りたいもん』
視界に入れた軍艦全てに、両手を翳す
魔法陣のようなものができたそこは、俺の視力を上げて
軍艦1隻1隻が鮮明に映る
『…ばいばい』
ふわりと持ち上げて、まるで劇のように
全てを飲み込む母なる海は
人間の乗る船を壊して、俺の思いどおりに動き回る
口元に笑みが浮かんだ
それを必死に抑えて、魔法陣に手を当てた
体内に入るように消えたソレに、ふぅ、と息をつく
『つか、れた…』
｢ん？おい、スー？｣
ふわりとした羽毛の感触に、夢の世界へと誘われて
ごめんねエース
起きるまで、少し待ってて
(たいちょう、さんにんも、いない)
(…皆お前を探しに行ってんだよい)
(……ごめんなさい)
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草団子 - 少し違和感を感じたのでコメントさせていただきます。スペード海賊団の副船長って、デュースだったと思います！事実上はそうなっていたと思いますよ。あと、コックはいないですし航海士はミハールが勤めていたと思います！指摘ばかりですみません！内容は面白いです！ (2022年3月27日 14時) (
レス) @page12 id: fdfc39bf59 (このIDを非表示/違反報告)
動物大好き - 更新頑張ってください!!!! (2018年4月21日 16時) (レス) id: c75e63e926 (このIDを非表示/違反報告)
祥(プロフ) - 雪にゃんこさん» 了解です！内容の希望ありましたらどうぞ！ (2018年2月24日 17時) (レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
雪にゃんこ - ルフィ（麦わらの一味）と絡ませてほしいんですが、大丈夫ですか？更新楽しみにしています(^_^ (2018年2月24日 15時) (レス) id: 9d6418c99f (このIDを非表示/違反報告)
祥(プロフ) - 摩可さん» いえいえ大歓迎ですよっ！ヤバいです！早くそこまで進めたくてウズウズします…!!絶対書くのでご安心を！ご期待に添えるよう頑張りますね！ (2018年1月15日 3時) (レス) id: cb00cb1df7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥 x他1人 | 作者ホームページ：http://Nano
作成日時：2017年12月31日 19時
