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Taiga
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大我「…俺もペーパー脱出しようかなあ」
「どうせしないでしょ」
結局Aの車で家まで送ってもらう。
助手席という名の特等席で見る彼女は本当に綺麗。
もう一度彼女を手に入れられたら幸せなんだろう。
そのためにもはやく、北斗を何とかしないといけない。
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「大我は私のどこが好き？」
大我「…は？笑なにいきなり笑」
「いいじゃん、教えてよ」
赤信号を待ち、やっと目が合う。
上品に丁寧に笑う彼女。
ああ、こういう所がすき。
大我「……優しいところ。丁寧なところ。
勇気があるところ、料理が上手なところ。
俺の話をきいてくれる。安心させてくれる。
なにより、俺が苦しい時に寄り添ってくれる。あとは」
「………うん」
大我「……助けてくれる。
全部好き。…Aの匂いも、声も、性格も、全てが好き」
「……………嬉しい」
大我「なんで俺だけ？Aは？」
「……私を呼ぶ声が好き。笑い方が好き。意外と男らしいところが好き。必死になってくれるところ多彩なところ。小さなことでも目標を持つところが好き。」
大我「……はずかし笑」
「私を絶対に信じてくれるところが好き。」
大我「………信じるよ。好きなんだもん」
「そうやって素直な所も好きだよ。」
俺も彼女もこうやって口に出すことは滅多にない。
思ってることや考えていることは基本は言わない。
それを求めてくるなんて珍しい……
そう思っていた。
「はい、着いたよ。」
大我「はや、ありがと」
「…………大我」
大我「ん？」
「……………こうやって会うのは、しばらくやめよう」
大我「…………は？」
「………私たち、一旦距離おこう」
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嶺(プロフ) - りなさん» コメントありがとうございます。これからもよろしくお願いします🥰 (2021年12月4日 15時) (
レス) id: 6c33eed7ba (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - 面白くて一気に読んじゃいました、！更新待ってます🥰 (2021年11月30日 5時) (レス) id: 419554672b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嶺 | 作成日時：2021年11月29日 18時
