who love … (ページ32)

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｢よし … できた …… ！！きっと美味しいはず

いつもより念入りに味もチェックしたし」

いつもよりも張り切ってお肉料理と

作り置きしておいたスープがあったからそれと

付け合せのサラダ

｢ひろくん～、ご飯できたよ … って

ふふ、ひろくんイスのとこで寝てる … 」

ぶらーんぶらーんって揺れながらまるで

小さな子供のように亀のぬいぐるみを抱きしめて

小さくまるまって寝ているひろくん

｢おーい … ひろくん～～ ……

ご飯できたんだけど、、 …… 食べませんか～」

どれだけ声をかけても起きる気配がなく

今日遠出してずーっと運転もしてくれてたから

きっと疲れてるよね

北｢ …… んん、 …… ここ …… 」

｢あ、ひろくん …… ご飯できたんだけど

まだ寝てる … ？」

北｢ …… んふふ、うわぁ、 Aだあっ … 」

｢ひろくんなにいって … んわあっ …ひろくんっ、/ 」

まだ手がとってもあたたかくて寝起きのひろくんは

きっと寝ぼけてるんだろうけどわたしの腕を引っ張った

｢ちょっ …… ひろくんっ …… /

重いし恥ずかしいからおろして …… っ / 」

北｢んふふ …… Aすきぃ～っ … 」

｢んえっ …… ひろくんなに寝ぼけてんの …… /」

絶対ひろくんは寝ぼけてるんだ

だってちゃんと言葉だって話せてないしなんだか

ふにゃふにゃしてるし ……

それにすきって …… /

だけど好きって意識のあるわたしからしたら

ひろくんからの好きって言葉はたとえ寝ぼけだとしても

わたしの心にはきゅんって響いた

北｢ …… ん、えええっ …… Aっ？！！」

｢いやまって、ひろくんが乗せたんだよ？ / 」

北｢んわぁ …… ごめんね、、その …… /

なんか俺寝ぼけてて、変なことしてない？！！」

｢ふふっ …… 大丈夫だよ？さて、ご飯できたから

早く食べよう？」

テーブルの上にあるお肉を見つけるとひろくんの目は

きらーんってまるでさっきまで寝てた人とは

思えないほどテンション上がっていて

そのひろくんの後ろ姿をみながらわたしは

さっきの出来事がまるで整理できていなくて

ぼーっとする

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