こいぬ座【賢者の石】 (ページ3)

今日:2 hit、昨日:12 hit、合計:59,376 hit

2 ページ3

『もう、なんでこんな変な離島に住むのかしら…』

ハグ「さぁな、俺にもそれは分からんが」

『ねぇ、ハグリッド

ちゃんとあれは持ってきたよね？』

ハグ「あぁ！勿論だとも！」

そう言われ、時計を見ると0:00ぴったり

『時間よ』

そう私が言うと、ハグリッドは玄関の戸をノックと言うのか壊すと言うのか…

そのまま戸が壊れ、中に入る

ハグ「すまんかったなぁ」

そう言いながら、ハグリッドは私が中に入るのを確認すると戸を直す

バ「今すぐにここを出ていけ！

家宅侵入罪だぞ！」

ハグ「黙れダーズリー

お前はすっこんどれ」

そう言った後、銃声が鳴る

ハグ「おい、赤ん坊の時以来だなハリー

思ったより丸っこくなっちょる

特に腹の辺りが」

「ぼ、僕ハリーじゃないよ…」

「ぼ、僕だよ」

そう聞こえたと思うと

暖炉の影から奥の子よりもほっそりとした

眼鏡の男の子が出てくる

ハリーだ…

ハグ「そう、お前さんだよな

土産があるんだ

俺が尻に敷いちまったかもしれんが

まぁ、味の方は変わらんだろう

Aにも手伝って貰って

俺が焼いて、字も書いたんだぞ」

そう言いハリーに箱を渡す

ハリ「ありがとう！」

ハグ「立派な11歳だからな

お祝いせんと」

『そうよ、おめでとう

ハリー』

私がそう言うと、ダーズリー家のソファーに座り

暖炉に魔法で火をつけ始めるハグリッド

私も座っちゃおーっと

ハリ「き、聞いてもいいですか？

あの、貴方達は誰？」

ハグ「ルビウス・ハグリッド

ホグワーツの鍵と、領地の番人」

『A・ランドール

ホグワーツの教員補助よ』

ハグ「ホグワーツのことは知っとろうな」

ハリ「あの、いいえ…」

ハグ「知らん？

じゃ、お前さんの親がどこで学んだと思うんだ？」

ハリ「何を？」

ハグ「お前は魔法使いだ」

ハリ「なんだって…」

ハグ「魔法使いだ

しかも、凄腕になれる

訓練さえ受ければ」

ハリ「まさか、何かの間違いだよ

僕が、魔法使いなわけ、ないもの

僕は、たたの、ハリーだよ

ただのハリー」

『じゃあ、"ただのハリー"

貴方が怒った時、怖かった時

何か不思議なことが起こらなかった？』

そう聞くと、身に覚えがあるのか少し動揺する

『その反応は、あるみたいね(笑)』

そう言ってハリーに手紙を渡す