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「そろそろ花火見れるとこいくか」
「そんなところあるの？」
「俺のとっておきの場所、特別に連れてってあげる」
そう言われて、宏光くんに腕を引かれながら歩く。
背はそんなに高くなくて小さめだけど、今目の前にあるこの背中はすごく頼もしくて、私の手を引いてくれてるこのゴツゴツした手だって、男らしくてかっこいい。
そんなことを宏光くんの鼻歌を聴きながら考えていた。
「…うわぁ、すごい！！」
「だろ〜？ここすげぇよく見えんだぜ」
小さい頃からずっとこのお祭りに来ているのに、この場所にくるのは今日が初めて。
「今日、楽しかった？」
「すんごく楽しかったよ」
「なら良かった」
夜になって夜風が涼しくなってきたころ
2人で座った芝生には、宏光くんが持ってきてくれていたレジャーシートが敷かれている。
人が多くないこの場所でも、そっと右手は繋がれたまま。
なんとなくドキドキしてきちゃったから、“宏光くん”っと話しかけた。
「1日、いろんなことしてくれてありがとう」
「俺はなんもしてないよ」
「そんなことないよ？
私とお祭りにきてくれてありがとう」
「…こちらこそだよ」
っていつもみたいな笑顔じゃなくて、真剣な顔で私を見つめてくるから、変にドキドキしてふいっと顔をそらした。
「Aちゃん、俺さ…」
...prrrrrrr
「あっ、ごめん」
ちょうどよく鳴ったケータイを取り出して、画面に映し出された名前を確認してびっくりした。
「…玉森くん？」
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ぽん(プロフ) - りえさん» まだ44話以降を公開していないです…！ごめんなさい（；＿；） (2019年2月10日 8時) (
レス) id: 9bf54bbd8d (このIDを非表示/違反報告)
りえ(プロフ) - 44話以降通知が来ても更新されていないのですが私だけでしょうか(>_<)？ (2019年2月10日 7時) (レス) id: 38bd84ff18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽん | 作成日時：2019年1月8日 0時
