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貴方side
珠世「あの日、縁壱さんは貴方への“本当の想い”を無惨に話していました」
珠世サンの言葉、本当の想いというフレーズに思い当たる節がいくつかあった。
多分、縁壱は松陽のことを話したのだろう。
恋バナだとか言って、ふざけて縁壱のとこに行って話をしたことが何度かあった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
縁壱「Aのいう松陽という方は、どんな人なんだ？」
縁壱とうたが
陽の当たる縁側に2人で腰掛け、世に言う恋バナというものをしていたんだ。
『んー……なんだろ、変な人かな。良いことしたらすごい褒めてくれるし、悪いことしたら拳骨してくれる。変に優しい人だよ』
縁壱「優しくも時に厳しい人間なのか」
『人間じゃなくて虚。
…私たちは生も死もない、ただの虚だから』
縁壱「…そうか」
縁壱には、私たちが人間じゃないことはすでに伝えていた。
そのことについて軽蔑することもなく、むしろ全くと言っていいほど態度が変わらない縁壱にはとてもじゃないが感心した。
.
縁壱「俺は、兄上やうたよりも優しい者や、Aよりも強い者を見たことがない」
淡々と呟いていく縁壱に、私は強くないと否定の言葉を並べていく。
縁壱「……少し、松陽という者に会ってみたくなった」
驚いた。
そうか、縁壱は松陽が生きてると思っているんだ。
心做しか柔らかい笑みを浮かべている縁壱に、私は申し訳なくなってそのまま頷いてしまった。
『会えるといいね。』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
珠世「Aさんが無惨を愛することはない。
何故なら、貴方にはすでに愛する人がいるから」
内緒だって言ったのに、縁壱すぐ話すじゃん。
絶対あの後うたに話してんじゃん。なにこれ恥ず。
なんて、話に全く関係のないことが頭に浮かんでくる。あァダメだ、話に集中しないと。
珠世「自分の憧れるAさんは、愛することを知っている美しい虚なのだと、…そう話していましたよ」
美しい虚ってなに。なにそれ。
それ、私だけじゃないよ。
縁壱が会いたがってた松陽もだよ。
私は零れそうな涙を堪えながらも、珠世サンの話を聞いた。
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レイレイン - 高杉だッッ…！！！！！の所が好きです！私、中の人ネタ好きなんですよwww (2021年4月6日 20時) (
レス) id: 5a04a92c31 (このIDを非表示/違反報告)
土方雷羅(偽名) - あー！続き気になるぅ！ (2020年12月22日 17時) (レス) id: e501354a5d (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ちらちゃんさん» あ、占いツクールですか？来れたら教えてね！ (2020年12月18日 6時) (レス) id: 02e747571d (このIDを非表示/違反報告)
ちらちゃん(プロフ) - ミミさん» すみません、見たいんですけどウェブ利用制限がかかっているので、後ほどPCのほうで見たいと思います！申し訳ないです(；＿；) (2020年12月17日 22時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - 以前言っていた今手をつけている設定欄書き終えました!来てみて下さい! (2020年12月17日 21時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらちゃん | 作成日時：2020年5月24日 0時
