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貴方side
______帰宅後。
『嘘やん。屋敷の準備できてるやん。』
耀哉に伊黒のことを説明しようと部屋に向かうと「屋敷の準備ができたよ」とすごくいい笑顔で言われた。
タイミング良すぎて夢かと思ったけどしっかり現実だった。壁に頭打ちつけてよかった。
伊黒「大きい…」
『だなァ』
文字通り大きな門を潜ると、そこには作中で見たのと同じような屋敷が激しく主張されていた。
にしても、マジででかいな。
これが普通なのか、はたまた耀哉の親切心のつもりなのか…
.
『庭は一から手入れする感じか。早速明日から…』
伊黒「お、俺も手伝いますっ」
『いーや、アンタは鍛錬に集中するんだな』
「えっ」と戸惑いの声を上げる伊黒は、腑に落ちてない、というか理解できていない様子だった。
『私が庭の手入れをしている間、一体誰が自分に指導をしてくれるのか…とでも言いたげな顔だね』
そう言うと、伊黒は痛いところを突かれたようなバツの悪い顔をした。
『私が何の考えもなしにオメーを引き取るわけねェだろ。ちゃんと宛はあるから、安心しな』
伊黒「でも、この屋敷には貴方ひとりなんじゃ…」
『んまァそうなんだけど、たまに顔出しに来る奴らがいるんだよ。武道ガチ勢のね』
自分の人脈が広くてよかったと、今なら心底そう思う。
__________________
『……ここが伊黒の部屋で、私の部屋はこの廊下の先にあるから。で、鍛錬は主に庭でするからね』
伊黒「わかりました」
「じゃあ荷物整理するかー」と、ご丁寧に運んできてもらった物たちを箱から取り出していく。
てか木箱って……ダンボール様はまだ生まれてないのか?
.
伊黒「あ、あの…」
『んー?なに?』
振り向くと、何やら伊黒がモジモジと控えめな動作を繰り返していた。
なんだ?厠か?そういやまだ確認してなかったな。((
伊黒「その………何とお呼びしたら良いのかな、と…」
『あーーーーー』
別に呼び捨てでいいんだけど、さすがに相手は教えてもらう身だ。無礼だと思ってしまうだろう。
私がぼーっと考えていると、このままじゃキリがないと判断したのか再び伊黒が口を開いた。
伊黒「……では、こうしましょう。」
『?』
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レイレイン - 高杉だッッ…!!!!!の所が好きです!私、中の人ネタ好きなんですよwww (2021年4月6日 20時) (レス) id: 5a04a92c31 (このIDを非表示/違反報告)
土方雷羅(偽名) - あー!続き気になるぅ! (2020年12月22日 17時) (レス) id: e501354a5d (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ちらちゃんさん» あ、占いツクールですか?来れたら教えてね! (2020年12月18日 6時) (レス) id: 02e747571d (このIDを非表示/違反報告)
ちらちゃん(プロフ) - ミミさん» すみません、見たいんですけどウェブ利用制限がかかっているので、後ほどPCのほうで見たいと思います!申し訳ないです(;_;) (2020年12月17日 22時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - 以前言っていた今手をつけている設定欄書き終えました!来てみて下さい! (2020年12月17日 21時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちらちゃん | 作成日時:2020年5月24日 0時