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※改変、捏造注意
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まずAは知っている事を話した。八戒が黒龍に入った事、大寿が柚葉に暴力を振るっている事。
前者はAの情報網からして当然だとして、後者はAは黒龍のアジトにお邪魔している際に大寿が柚葉を殴る場面を何度か目撃した事があったから。
Aから見てその様子はまるで親が子を叱るような感じだった。
何故大寿は柚葉を殴るのか、その理由を知りたかった。否、知らなければならなかった。本題を話す為には先に知っておかないといけないから。
柚葉は、自分が殴られて怪我をしていても皆見て見ぬふりをするだけ。学校にも、ましてや黒龍にも、心配してくれる者なんて八戒以外に誰も居なかった。
だが、今柚葉の目の前に居るAは見てくれていた。柚葉は一旦信じてみる事にし、柴家の家庭事情を話した。
一言で表すなら歪んだ愛だろう。躾と称するには度を超えている。
全貌を聞いたAは「そうか」と一言呟き、ブランコから立ち上がり柚葉に近寄る。
一旦は信じた柚葉だったが、Aの鋭い目付きから大寿を連想してしまい、後退ってしまう。
そしてAが柚葉の目の前で立ち、手を柚葉へと近付ける。
殴られると思った柚葉は身構えた。だが、痛みが来ることはなく、ポンっと優しく頭の上に手を乗せられたのだった。
「大変だったな」
柚葉は驚いた。Aは無表情なのだが目には優しさがあった。
Aは柚葉に既視感を感じていた。柚葉の八戒を思いやる気持ちは、Aが半間や九井を可愛がるのと似たようなものだと感じたのだろう。
「よく一人で頑張った」
と言って、Aは柚葉の頭を撫でた。その手つきは割れ物を扱うようにとても優しかった。
柚葉がこんな風に人に優しく撫でてもらったのは母が亡くなって以来一度も無かった。柚葉は鼻の奥がツンとした。
その後柚葉は八戒を助けたいと言う事も話した。だが、柚葉一人では大寿を倒す事は到底…いや、確実に無理だ。
柚葉はAに手を貸してもらえないか乞うた。
「柴弟を守る方法か…。一つだけある」
そう言ってAはポケットから長方形の小箱を取り出し、柚葉に手渡す。
柚葉は中を確認すべく箱を開ける。そして絶句した。
「気に食わねぇ奴は殺せばいい」
箱の中身はナイフだった。
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微生物(プロフ) - あまつか。さん» コメントありがとうございます！ハマって頂けてとても嬉しいです！書きたい描写が多すぎてあまりギャンブル要素は入れられていないのですが、あまつかさんのようにあまり好ましく思っていない方にも満足頂けるような小説を書けるように頑張らせて頂きます！ (2022年12月19日 16時) (
レス) id: f2927e6a43 (このIDを非表示/違反報告)
あまつか。 - 初コメ失礼します！自分はこう言った夢主がギャンブラー的な小説は好きでは無かったのですが、この小説は見れば見るほどハマってしまいました！夢主の性格とても最高です！更新楽しみに待ってます！！☺️ (2022年12月19日 15時) (レス) id: 68ee57cead (このIDを非表示/違反報告)
微生物(プロフ) - YUMiさん» はじめまして!!最近お気に入り登録者や高評価が増えていくにつれて「この作品は本当に面白いのか」と思っていたのですが、面白いと言って頂けて良かったです！安心しました！また気が向いた時にでも読みに来て下さると嬉しいです！ (2022年12月18日 21時) (レス) id: f2927e6a43 (このIDを非表示/違反報告)
YUMi(プロフ) - はじめまして。ほんっとに面白いです!!途中からの疾走感ヤバいです(◔‿◔)また読みに来ます♪ (2022年12月18日 20時) (レス) id: 85b1561d95 (このIDを非表示/違反報告)
微生物(プロフ) - ムウさん» コメントありがとうございます!!楽しんで読んで頂けているのなら良かったです!!完全に咲で打っている気でいました…!!ご指摘ありがとうございます!!すぐに修正致します!! (2022年12月16日 17時) (レス) id: f2927e6a43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：微生物 x他1人 | 作成日時：2022年11月13日 23時
