with you【shrn】 (ページ3)

今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:43,415 hit

運命の再開ページ3

学パロ・高校生設定

神宮寺「紫耀、これもお願い。」

副会長の神宮寺から渡されたものは転校生の資料だった。

俺たち生徒会には先に資料が渡されることが多く、転校生も滅多に来ないが、先に見ることができる。

「永瀬廉か、」

俺の幼なじみと同姓同名だな。

まぁ、幼なじみなんて言ってももう何年も会ってないからな。

高橋「ねえ、その子何年生？」

「2年だよ。海人と同い年。」

高橋「やったー！クラス一緒かな？名前がかっこいいから絶対イケメンだよね！絶対仲良くなろ〜！」

海人はコミュ力が高いからすぐ仲良くなりそうだな。

それにしても、”廉”久しぶりに聞くその名前に胸が高鳴った。

そして、転校生が来る日になった。

高橋「今日永瀬くん来る日だよね！楽しみ〜！」

神宮寺「あんまりグイグイ行き過ぎて引かれないようにな。」

高橋「大丈夫！岸くんみたいにバカみたいに元気に行くわけじゃないから。」

岸「うおーい！俺別にバカじゃねえし！！」

「朝からうるさいよ。ほら、もうHR始まるから、また放課後集合な。」

その場で俺と神宮寺と岸くんは3年の階へ、海人は2年の階へ別れた。

永瀬side

今日から新しい学校に行かなあかんことになった。

親の転勤で1度離れた街にまた戻ってくることになったからまたあいつに会えるんじゃないかってちょっと期待しとる。

担任「じゃあ、俺の合図で入ってきて。」

そう言われ、しばらくすると合図が出て教室に入った。

前おった学校よりかは人が多くてみんな都会人やなっていうのが第一印象やな。

それから自己紹介をさらっと終わらせて指定された窓側の1番後ろの席に座った。

高橋「ねぇねぇ、俺高橋海人。名前から想像してたよりもっとイケメンだね！」

「俺の名前知っとったん？」

俺の名前なんか今初めて知ったと思っとったんやけどな。

高橋「だって俺生徒会だもん。先に資料見れるの。」

「そうなんや。じゃあ、この学校におる人とか分かるん？」

高橋「まぁ、生徒名簿はあるけど。何？知ってる人いるの？」

「ちょっとな、昔よく遊んでもらってた人がおってな。」

高橋「えー！誰？教えてよ！俺調べるからさ！」

ちょっと信用は出来んけど僅かな望みをかけてやってみようかな。

「平野紫耀って言うんやけど…。」

高橋「え！？紫耀？」

「知っとるん？この辺で有名なん？」

高橋「知ってるも何も紫耀、生徒会長だよ。」

え、まじか。