6粒 ページ6
午前の授業が終わり、私はリドルくんたちと
お昼を食べる予定_だった
「はいみぃつけた!Aちゃん行くッスよ!」
『え、なにえ?引っ張らないで!?ちょっと』
ラギー君によって阻止されたのだ
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「遅かったな」
「Aちゃんたら、リドルくんにベッタリで_」
辿り着いたのは大食堂で
目の前にはレオナ先輩がいる
次の瞬間、腕をひかれ首元に
レオナ先輩の息がかかり
距離が近くなったと認知するまでに
時間はそうかからなかった
『先輩、なんですか』
スンスン
私の首筋の匂いを嗅いでいるようだ
え、それって臭うってこと?
「お前、トカゲ野郎に触れられたか」
トカゲ
トカゲ???
あぁ、マレウス先輩_
『マレウス先輩はドラゴンなので
トカゲとは違いますよ???』
「Aちゃんそれはっひひっ腹痛てぇ!!!」
「あぁ?」
レオナ先輩はなぜそんなにマレウス先輩を嫌がるのか
「お前、馬鹿だろ」
『私貶されるようなことしました???』
私は喉を鳴らす先輩を無視して
キノコのリゾットを食べる
あれ、何時もより肉厚……?
『今日は先輩たちとだからか、
今日のキノコとても美味しいです』
「んなもん変わんねぇよ」
「そうっスか?材料でも変わったんじゃ?」
確かにそれもありそうだな
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「ねぇ、ジェイドがまたニヤニヤしてる〜」
「ええ……気味が悪いですね」
「ふふ」
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『なんで私はレオナ先輩の部屋にいるんです?』
「逃がさねぇよ」
『いや、逃げ(られ)ないんですけど』
放課後、部活を終えた先輩に
私は捕まってラギーくんと洗濯……ではなく、
レオナ先輩の抱き枕(二回目)
になっている。
少し横を見ればもう眠ってるし……
早すぎんか???(二回目)
【今日夕食前にボクのところに来るんだよ】
あ……
私、今日リドルくんに呼ばれて_______________
『先輩、先輩……レオナ先輩〜』
名前を呼べば腰に当てられた手を
強く引き私を先輩の腕の中に入れる
「うるせぇよ、きゃんきゃん鳴くな」
あ〜〜私、リドルくんに首はねられるやつ
いちごに嫌われちゃう
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作者名:びーにーるー瓶 | 作成日時:2020年5月22日 18時