3粒 ページ3
「A先輩!こんばんは」
『こんばんは、監督生さん』
監督生さん
金平糖みたいな子
優しくてほわほわしてて可愛いのに
存在感があって
エースくんとデュースくんとかも
お世話になってるし
私も嫌いじゃない
『監督生さんは素敵だね、好き』
好きという言葉で
真っ赤になる監督生の横顔を見て笑うと
からかわないでくださいと言われる
可愛いなぁ、いちごには劣るけど
「先輩は、ツノ太郎と話したことがありますか?」
『つの、太郎?誰それ』
聞いたことない名前だった
身長が高くて、角があって
黄緑色の腕章
その情報からするに
マレウス・ドラコニア先輩じゃないのか
いや、あの先輩にツノ太郎だなんて言ったら
リアルで首が吹っ飛ぶというか
人生終了というか
『私にはちょっとわかんないかな』
あの先輩はわからない
味も、なんか不思議だから
「好きな人がいるんだって言ってたんですよ!
あんまりその人とも話したこと
ないらしいんですけどね
僕、凄いなって思って___」
誰の恋愛なのそれは
『確かに、話したことのない人を好きになれるの
それってほぼ一目惚れって事でしょ?
ツノ太郎さんってかっこいいね』
「僕もツノ太郎の恋……応援してるんです」
ジリジリと近づいてくる監督生に
驚きアワアワとしていたら
いつの間にか私の手は握られていた
「頑張りましょうね!!先輩!!!!!」
なにを頑張るのか教えてくれ監督生さん
『う、うん。頑張ろうか』
よく分からないところでテンション上がる君も
私は好きだよ
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??お2人そろそろ出します
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作者名:びーにーるー瓶 | 作成日時:2020年5月22日 18時