ラスボス系女子は人質に向いてない【3年A組】

第18話 1日目の夜 ページ19

柊「それでいいんだな。」






先生のその言葉は茅野ちゃんを咎めいるて訳では無い。






先生は知りたいだけなんだ。


茅野ちゃんは本当に親友の澪奈がドーピングしたと思っているのか。







柊「それでいいんだな。」

甲「しつけぇな!!いいに決まってんだろ!!!」

柊「茅野に聞いてんだ!!!」





甲斐が怒鳴るのは慣れてる。


けどぶっきーが怒鳴るのは慣れてなくて、というか初めてで、恐怖よりも驚愕が勝り何も言えなくなってしまった。








柊「お前が景山の何を見てきて、何を見てなかったのか。よく考えるんだ。」

茅「今更何を言ったって澪奈は帰ってきません。」

柊「確かに景山は失った過去は変わらない。でもこれからのお前を変えることは出来る。自分自身で考えて答えを出すんだ。」








澪奈の何を見てきたのか。

澪奈の何を見てこなかったのか。

澪奈は何を伝えたかったのか。

澪奈は何を伝えなくなかったのか。





自分で考えなきゃ、何も変わらない。



他人に教えられた答えだけじゃ、何も得られない。




何か得て、何かを変えるためには、群衆に逆らわなきゃ行けない時もある。









宇「あのさ、もう答え出てるから。澪奈は水泳界のプレッシャーに負けてドーピングを(茅「違う!!!!」









それが今だ。

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