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ニル・アドミラリイ/2 ページ9

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「 嗚呼川端君、君は本当に素晴らしいね!エリスちゃん用に買ってはみたけれど彼女には少し大人っぽくてねえ、特にこの肩の部分とか少し露出が多い様な気がするけれど……まあいいだろう、君の可愛らしさと美しさを両方引き出していて本当に…… 」

「 わ、解ったからもういいって…! 」


首領の着せ替え人形になった時だけこんなに溺愛されるの、本当に怖い。黒いオフショルダーのロングドレスはサイズがピッタリだった。更に黒いハイヒールまで私の足と同じサイズで用意してあるのだから、エリスちゃん用に買ったなんて絶対嘘だ。

何時ものチョーカーを整えてクラッチバッグを持たされた途端、背後でノックの後扉が開く音がした。


「 失礼します首領、準備が…__ 」

「 あ、中也 」


何時もとは違うネクタイで、スーツ姿の中也が書類を片手に驚いたように目を見開いた。ドアに手をかけたままフリーズしている。


「 ふふ、それじゃあ二人とも、宜しくね 」

「 はあい。あっちで良いお仕事の話があったら、其の儘転職してきちゃうね 」

「 ……中原君。頼んだよ 」


中也は徐に返事をした。いやどうした?
今日からは中也と一緒に潜入任務だ。潜入先は豪華客船。何泊か出来るしパーリナイだし最高ウェイ!美味しいチョコレヰトも食べられるかなあ。

なんてことを考え乍ら、扉を開ける。先に出ていた中也が口を開いた。


「 ……その………中々、似合ってんじゃねえか 」

「 ……えっ?…うえ、えっと、その、ありがとう… 」


び、吃驚した……
中也がそんなこと云うなんて予想できなかった、正直かなり吃驚した。というかかなり照れる。そんなことを云われてしまっては、肩がかなり大きく出ていることも少し大人っぽいラインも恥ずかしくなってきた。


「 …………行くぞ 」

「 え、あの、うん……えっと、ヘルメットは? 」

「 莫ァ迦、バイクで行ったらドレスが台無しだろ 」

「 ……う、うん 」


拠点から出ると一台リムジンが止まっていた。熟ポートマフィアの経済力は怖い。


「 川端さん、どうぞ 」

「 あ、有難う…… 」

「 緊張してんのか、A 」


乗り込みながらこくこくと小さく頷くと、隣に乗り込んだ中也に指で額を弾かれた。


「 うっ……中也痛い!んもう今日は一寸いつもと違うからかっこいいなと思ったのにさあ 」

「 緊張なんざ100年早ェ 」


部下の運転する車がゆっくりと動き出して加速する。ヨコハマが線になって流れていく。

豪華客船編、スタート。



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ねむい(プロフ) - kuroさん» こんにちは、本当にありがとうございます!とても励みになります!これからもどうぞよろしくお願い致します! (1月24日 23時) (レス) id: f7d54c694c (このIDを非表示/違反報告)
kuro(プロフ) - この先の展開がとても気になります!更新頑張ってください! (1月24日 8時) (レス) id: f9572c4e12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねむい | 作者ホームページ:   
作成日時:2020年1月19日 23時

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