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ナイト・キャップ・カクテル/4 ページ39





「 オルコット君、147ページの作戦を実行するぞ 」

「 で、ですがそうしてしまえばマフィアとの衝突は避けられません!」

「 ふむ……まあいい、どうせ戦う相手なら早い内に潰してしまった方がいいだろう。それに彼方もその積りで準備を進めている(、、、、、、、、、、、、、)頃だろうしな 」

「 フィッツジェラルド様…… 」

「 安心しろ、組合は潰れない。Aと言ったか?その少女はきっと寝酒(ナイト・キャップ)に丁度良いだろうしな 」








「 っあぁ! 」

_____ヤベェ寝過ぎた。昨日の夜の記憶が全くない。時計を見ると12時一寸前だった。
朝シャンならぬ昼シャンに入るか、とベッドから起き上がる。中也のベッドだ……何でだ………

部屋の中を見回すと、空いた葡萄酒の瓶の横に白い封筒が置いてあった。差出人を見て矢ッ張りかと項垂れる。首領、矢ッ張り私が中也の部屋に住み着いてること知ってたんだな。


《 拝啓 親愛なる川端君
やあ起きたかね。君達は仲良くしている様で良かったが、君も女の子何だから少しは危機感を持ち給え。君と中原君が一緒に寝ているのを見た時は流石の私でも吃驚してしまったよ。一夜の過ちだけはおかさないように中原君に注意しておこう。いや、もう済んでいるのかね?抑も君がエリスちゃんくらい小さい時は…_____ 》

小さい頃の私の思い出話がその後二枚裏表に渡り続いたので、割愛。というか一緒に寝てたなんて初耳何だが。まあ其れについては後で考えるとして、本題に移ろう。

《 さて、本題だ。異能については順調かね?此方も干渉はしないし、練習台は幾らでも用意してあげるから好きに遣ると良い。それから今日の仕事だが、中原君に探偵社へのメッセエジを預けたから、後で君も向かってくれ給え。 》


「 えぇ、手紙の内容これだけで良かったじゃん 」

素早く手紙をゴミ箱に入れて、服を脱いだ。







「 あれ?A、久しぶり 」

「 おー!Q!私が君と会うの、中也が嫌がるからねえ。こっちの座敷牢の方通るのは久しぶりかもしれない 」

「 ……遊んでくれないの? 」

「 御免、今日はお仕事何だよね。でも近々、Qも外で遊べるよ! 」

「 へえ、そうか…そうなんだね、楽しみ! 」

「 出してくれないってなったら、私が首領に頼んで無理矢理にでも出してあげる!まァ、太宰を呼び寄せる為には必然的に出られるだろうけど 」

「 ふふ、楽しみだなあ!精神操作の異能を使うAなら、僕の気持ちわかるよね 」

「 うん。…私達を産んだ世界が、呪われてあれ 」



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ねむい(プロフ) - イチゴプリンさん» いつもありがとうございます、本当に励みになります、、!これからも何卒宜しくお願い申し上げます! (2018年4月2日 12時) (レス) id: f7d54c694c (このIDを非表示/違反報告)
イチゴプリン(プロフ) - ねむいさんの作る作品はとっても面白くて大好きです!これからも更新頑張ってください!応援してます! (2018年4月1日 13時) (レス) id: 645f74247e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねむい | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年3月27日 16時

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