all (ページ38)

今日:11 hit、昨日:19 hit、合計:12,665 hit

L ページ38

「 A、いますか？」

と、保健室で薄らと聞こえた声。よしくんが来たのかな、って起きようとすると開かれたカーテン。

「よしく… 、？」

眠くて眠いまま目を擦って上をむくとそこにはよしくんじゃなく誠也くんの姿。
若干睨み顔で見つめてきて少し怖い…。

末「兄貴、来るんか？」

「 …う、うん… 」

末「探したんやで、急にどっか行くから。まあ困らせた俺が悪いねんけど。俺、もっとAのこと知りたいから俺が送っていく。兄貴には俺から連絡するから、さ。」

と俯く私の顔を覗き優しく言ってるつもりだけどそれは嫌だよしくんと、帰りたい…。

「末澤くん、先生今から会議だから席外すけど大丈夫？」

末「わかりました、行ってらっしゃい。」

座って作業していた保健の先生が会議だといい部屋を出ていく。2人きりになりたくない…。

末「ねえA、こっち見て」

「 …ふぇ…、んっ… 、」

言われた通り、少し顔を上げて彼を見ようとすると唇が重なった。
早く離してもらおうと肩を押すけれど駄目みたいで息が苦しくて少し口を開けたら入ってきた誠也くんの舌。
しばらくしたら耳の方も舐められそうになりながら抵抗するけど腕を腰に回され抵抗できない状態になった。