all (ページ29)

今日:12 hit、昨日:19 hit、合計:12,666 hit

L ページ29

かれこれどれくらい時間が経ったのかわからず知らない男の人が私の周りに３人いることしか分からなかった。

しばらくすると少し先から物音が遠くからして上から覆い被さってる人力が無くなって懐かしい匂いに包まれた。

「 A… 、」

「 …ふぇっ…､よし、く…？」

「 …そうやで。もう大丈夫やから… 」

なんで、ここにいるのかわからないよしくんがここにいるんだろう。これは夢？夢だったら実際襲われてない？
1度目を合わすとぎゅうっと優しく抱き締めてくれて少し落ち着かせてくれる。

懐かしい、この背中を摩ってくれるトン、とんとする優しいリズムにこの匂い。昔からこれが私の精神安定剤だった。

良「しばらくこれ着てて待っててくれる？すぐ戻ってくるから」

そう言って私の肩に自分が着ていたブレザーを掛けてくれてどこかへ行ってしまった。
すると少しすると誠也くんがやってきてぎゅうっと抱きしめてくれた。

末「遅うなってごめん、A… 」

さっきまで止まってた震えなどが誠也くんに抱き締められることでまた小さく現れた。
いやだ、よしくんがいい。なんて言えない…、

末「これやったの美咲？女3人やった？」

「 …え… 」

怖くて、何も覚えてない。どう返事すればいいか分からない時後ろから声がした。