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良規side

最近、Aの様子がおかしい。名前を呼んでも何をしていてもずっと上の空、元気がない。
頭を撫でようとすると手を振り払われて俺を怯えるような目で見ては自室へ籠る様になった。

叔父さん叔母さん、俺と4人で食卓を囲んで食べていると途中Aがトイレにも走るようになり全部食べれてたご飯も残すようになった。
それに、毛嫌いしていたはずの叔父さんと謎に距離が縮まって話し込む様子も見える。

それと、あんまり、俺と話してくれなくなった。
なにか悪いことしたかなと本人に聞こうとするけど避けられるような行動を取られてだいぶ俺はショックになる。

ある日、違うクラスの女の子に呼び出され2人きりの中庭で告白されたことがあった。
俺は、Aしか好きになれないしA以外の女の子には興味が無い。
それに、よく知らない子。

正「気持ちは嬉しい、ありがとう。でも、ごめん。」

その場を立ち去ろうとすると振り向き際に腕をひかれて唇に何かが当たった。
それはすぐに分かって、キスだと。咄嗟に彼女の肩を後ろに押しては距離を離せる。

すると後ろから何かが落ちる音がして振り向くとそこには唖然と見つめるAの姿があった。