アイドル大橋くん (ページ6)

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大橋side

何ヶ月かぶりにAの顔を見た時全てがどうでも良くなっていいくらいな気持ちになって外で抱きしめてしまった。
でもそれくらい覚悟ができるくらいAが好き、俺は。

ずーっと抱き締めてると苦しいと腰あたりを突かれてわざとらしく痛いふりをする。そしたら『かずくんのばか。』と笑ってくれるから。

行為中も足りなかったのか何回も限界も迎えてるのに『もっと』なんて言うから俺も止められなかった。疲れきったAは俺の腕の中で気持ちよさそうに眠っている。ほんま可愛い。

でも、久々見た顔の上に『かずくんもっと…』なんは狡い。そんなのどこで覚えてきたんって問いたいくらいやった。

すやすやと気持ちよさそうに眠ってるAの寝顔を眺めては携帯で盗み撮りの繰り返し。

『 … ん… かず、く… 』

和『あ、ごめん。起こしてもうた？』

目を擦って眠そうに俺の目を見つめてくる愛おしい彼女。
その顔を見ると外で普通のことが出来なくてごめん、と心の中で謝る。

目が覚めたAは俺の腰に手を回してきてぎゅうっと抱き着いてくる。

『 …んん、誰と連絡とってるの、』

和『取ってへんよ。寝顔撮ってただけ』

『んぇ…恥ずかしいから消して』

和『いやー。』

と意地悪をしてみると取り上げてこようとするからAなんか簡単に下に組み敷くように押し倒すことが出来るねんでって言わんばかりにして両手を手で塞いで唇を重ねて黙らした。