アイドル大橋くん (ページ15)

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丈くんとの問題が済んだある日の仕事の帰り道、家の近くで肩を誰かに叩かれた。

『 …はい … 』

目の前には男の人二人、一人は私に向けてボイスメモのレコーダーを持っていた。

？『君、大橋和也くんの彼女さんだよね？』

突然過ぎて頭が真っ白になり何を聞かれてるのかわからない。

『 …えっと、違います、』

？『ちょっと待ってよ図星？今の違うって言えるってことは彼の事知ってるよね？』

逃げる様に歩き始めるけど二人に囲まれて道を塞がれる。俯いて顔を映らないようにしてるけど怖い。

慌てて無我夢中に走って野次裏の道へとは入った。

少し疲れてその場に座り込み息を整え直す。

大橋和也。それは今話題沸騰中のなにわ男子のリーダー。私の彼氏。今注目の人だから追われても仕方がない…。

わかってる…わかってるのに…。

『 Aちゃん、？』

また急に名前を呼ばれて身体がビクってなり呼ばれた方向を見るとかずくんと同期の末澤誠也くんだった。

末『ここ危ないから、車来ぃ。』

『 …でも… 』

末『さっき追いかけられてんのみたから、いいから来。』

と腕を掴まれて彼の車に乗り込んだ。