おねがい。【マフィア松】2

第75話 ページ34

〜Aside〜



『それは無理よ。』



私はそう言うと、私の大っ嫌いな母、姉、兄を睨む。



姉「A！帰ってきたのね！」


『ただいま。お母様、姉上、兄上。』


兄「さ、作戦は成功したんだな！」


『えぇ、成功したよ。』


母「で、あの人は？明はどこに居るの？」









ごめんなさい。









『私が、殺した。』


「「「え？」」」


『私が、お父様を殺した。』


姉「え……え……」


兄「う、嘘だよな…？」


『嘘じゃない。本当よ。』


母「う、うそ……嘘よ！！」


『それなら、私の仲間に聞いてみるといいよ。みんな、入ってきて。』



私がそう言うと、部屋の外に待機していたみんなは、怯えながらも部屋の中に入ってきた。



兄「あ！お前ら！」


12人「ッ！？」


『お母様、姉上、兄上、この人達は私の仲間。そして、私の友達よ。』


姉「Aの……仲間……」


兄「A！今すぐ離れろ！」


『なんで？』


兄「Aとそいつらは、全くの別人。奴 隷とマフィアじゃないか。マフィアは、奴 隷に優しくしちゃいけねぇんだよ！」





なんだ……そういうことか……





『じゃ、私も奴 隷になるよ。』





兄「はッ！？何言ってるんだ！？」


『何言ってるって……だから、みんなが奴 隷として生きていくなら、私も奴 隷として生きていくって言ってるの。』


姉「ば、馬鹿なことを言わないで！貴女はマフィア。奴 隷になんかなれないわ！」


『そうね、私は生まれた時からマフィア。奴 隷にはなれない。でも、例え奴 隷になれなくても……私は、みんなと一緒に生きていく。死ぬまでずっと。』


兄「A……」


『だからさ……』





ガチャッ





「「「ッ！？」」」





『死んで、もらえないかな？』









私はそう言うと、銃口を母と姉と兄に向けた。









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