おねがい。【マフィア松】2

第68話 ページ26

〜Aside〜



父「A、おいで♡」


『来るな！来るなぁぁぁぁ！！』


母「そんな奴らほっといて、私達と一緒に暮らしましょ♡」


『消えろ！私の前から消えろ！！』


姉「ほら、お姉ちゃんだぞ〜Aの大好きなお姉ちゃんだぞ〜♡」


『嫌いだ！あんたらなんか大っ嫌いだ！！』


兄「これからは“家族全員”で、楽しく暮らそ♡」


『もう楽しくなんか暮らせない！消えろ！私の前から消えてぇぇぇぇぇ！！』







12人「A/さん！！」







『え？』







美「A！大丈夫！？」



あ、あれ？



碧「す、凄くうなされていたが……」



うなされていた？



じゃあ……さっきのは夢……



十「A、辛いことでもあったの？」


『つらい…こと……』


真「うなされるほど、辛いことがあったんでしょ？」


『わ、私は……』


拓「もう、1人で抱え込むな。俺達は仲間であり友達だろ？」


お「そう教えてくれたのは、A、お前じゃないか。」


一「教えて。力になりたい。」


『み、みん…な……』







ギロッ







『ッ！？』


ト「A？」



ま、また見られてる。



嫌だ……いやだ……



『帰って！私はみんなと生きていくの！』



ギロッ



『見るな！こっちを見るな！』



ギロッ



なんで……なんでやめてくれないの……



私は、まだみんなと一緒に居たい！居たいの！



お願い……帰って……





拓「A、あの外に居る奴か？」





『え？』





拓磨はそう言うと、リビングの窓を思いっきり開けた。









その後、思いもしないことが起きてしまう。









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