ｦﾀｸが知らない彼らの秘密

＿ ページ21

sk「いひゃい、(いたい、)」

sy「ははは、猪狩様を馬鹿にするんでない」

sk「ひゃい、(はい、)」




俺が返事をするとすぐ頬から手を離してくれた


意外とそういう優しいとこもあって


そこに俺はどんどん惚れていく


するとガリさんは唇を軽く突き出し物欲しそうに俺を見つめた




sk「…ん？どしたの？」

sy「ん」

sk「え？」

sy「ん！！」

sk「…え、まさかちゅーしろって？」

sy「うん」




ガリさんは唇を突き出しながら頷いた


いやいやいやいや待て待て




sk「ここ楽屋だよ？」
「3人戻ってきたらどうすんの」

sy「大丈夫だって、まだかかるみたいだし」

sk「でも、」

sy「ほら早く」




なかなか諦めてくれないガリさん


…まぁ3人いないし、と心を許していまい


俺は諦め仕方ないな、とだけ呟きガリさんと触れるだけのキスをした


顔を離すとガリさんはふにゃっとした笑顔を見せ


その顔が可愛くもう一度だけ、唇を合わせた




sy「んへへ、なんかドキドキするね」

sk「だね、笑」




満足したのかガリさんは起き上がり俺のすぐ隣にちょこんと座りスマホをいじり始めた


すると楽屋の扉が開き3人がタイミング良く戻ってきた




yt「ふぃぃい！終わったぁあ！」

hs「優斗元気だなぁ笑」

mz「どこからその元気でんの、笑」

sk「お、3人ともお疲れ様」

sy「おかえり〜」

mz「作ちゃん次呼んでたよ」

sk「あぁおっけ」
「んじゃ行ってくるね」

yt「行ってらっしゃぁい」

hs「いってらぁ」




ふと楽屋から出る際にガリさんのほうをちらっと見ると


ガリさんが俺に向かって投げちゅーをしてから手を振って行ってらっしゃい、と口パクをしていた


いや新婚かて。


そう心の中でツッコミを入れるも緩んだ口元を直しつつ撮影場所に向かっていった






fin.

触れた先まで/ﾊｲﾊｲmzyt→←甘々カップル/ﾊｲﾊｲsksy

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す