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「お前が？俺を？」
「だからそうだって、ムカつくな」
労う？？？？
そんな言葉をイルミが知っている事自体が驚きだ。だって目的の為なら手段を選ばない。一般人すら巻き込んででも暗殺を遂行するような奴だ。
周りの人間を自分の良いように使うのはイルミにとって常識なのかと思ってた。
勿論お金は人を使うにあたって摩擦が少なく済む為の手段ですらないとしか。
だから普段の金以外での労いがある事に衝撃が隠せない。
「Aは俺の事なんだと思ってんの」
「少なくとも人の心は無いと思ってた」
不満そうな顔で俺を見る。ああやべ、正直に言い過ぎた。
でも怒らないで欲しい、見直したというか、考えを改めるようにはする。
「嬉しい？」
「えっ」
「お前に喜んで欲しかったんだと思う…多分」
「イルミ……」
何か、お前可愛いな！？
多分自分に子供がいたとして、子供の初めてのサプライズを受けた親の気持ちってこんなに感じ？
親になったことは無いし、なる予定もねぇけど……まぁイルミは我儘で自分勝手で、でっかい子供みたいなもんか。
まさか年齢的には1つ上のイルミに成長を感じるとは思わなかったよ。
「すっげぇ嬉しいよ、ありがとう」
「……気持ち悪。」
「何でだ」
「…………お前が喜んで、悪くない気分の自分が、だよ。」
「何でお前今日そんなに素直なの？明日死ぬの？それとも死ぬのは俺？」
嘘じゃないところがまた怖い。
何？俺へ暗殺依頼でも入ってる？入っててもおかしくは無い立ち位置だとは思ってるけど、それならもっと殺気があるよな。
え、何、何なの怖い。
「殺して欲しかったら依頼して」
「違う違う怒らないで！！！だってお前が急に素直なんだもん！！何かあんのかな、って思うじゃん！！」
「……これからもキリキリ働いて貰うからよろしくね」
満足そうに笑ったイルミの、その笑顔は俺の背筋を凍らせるのに充分だった。
明日からも恐らくまたえげつない程の依頼が待ち望んでいるのだろう。あ、目眩がしてきた。
それでも少しでも俺を思っての行動だと知って、素直に喜んでしまった自分もいる。
コイツは俺を使ってるだけ、きっとイルミの中で俺が1番都合の良い相手なだけ。そんな事は分かっていても嬉しいもんだ。
まさかこれが俗に言うツンデレってやつ！？ギャップ萌えってこういうの！？
「何かご機嫌だね」
「…お陰様で」
イルミに悟られる程、顔に機嫌が出ていたのかと思うと少し恥ずかしくなった。
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リア(プロフ) - めちゃくちゃ嬉しいです！！更新ありがとうございます✨ (2022年2月27日 20時) (
レス) @page49 id: 4e19e52989 (このIDを非表示/違反報告)
山菜(プロフ) - リアさん» 貴方のコメント見て嬉しかったので更新しました！少なくてすみません💦 (2022年2月26日 3時) (レス) id: 812ae7ec81 (このIDを非表示/違反報告)
リア(プロフ) - 更新停止しちゃってるけどめっちゃ好きです！！ (2022年2月18日 5時) (レス) @page43 id: 4e19e52989 (このIDを非表示/違反報告)
山菜(プロフ) - ルイさん» わ！結構前からですね…！一時更新がほぼ停止してしまっていたので…！！ありがたいです😭これからも振り回していこうと思います😂嬉しいお言葉ありがとうございます！今後ともよろしくお願いします😌 (2021年11月14日 3時) (レス) @page38 id: 812ae7ec81 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 初めましてコメント失礼します。連載開始時から読んでいます。男主好きなのでとても刺さりました！理想の振り回され方…🥺笑。これからも楽しみにしています！ (2021年11月9日 13時) (レス) id: 2f35e832cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山菜 | 作成日時：2021年9月27日 2時
