大人気歌い手は堕落系イケメンでした

メイクさん ページ17

Aside


おゑっ……。ほんとあの運転トラウマだよ…。

あ〜まだ気持ち悪い歌った拍子におぼろっしゃあしないかな。だいじょぶかな。


nqrse「ほんとに大丈夫？」

『あんまし大丈夫じゃないんだなこれが』

スタッフ「どうかされました？」

『あ〜、ちょっと車酔いしてしまって……お水とか頂けますか…？』

スタッフ「もちろんです！持ってきますね！」


あぁ〜ありがてぇんじゃあ〜、てか好青年すぎる〜キラキラしてる人種〜


nqrse「とりあえずソファーとか寝っ転がっとく？」

『そうする〜』

nqrse「とりあえず帽子とメガネとマスクとって」


忘れてた。ノロノロとマスクを外しているとなるちゃんがメガネと帽子をぶんどって俺のリュックの近くに置いてきてくれた。トゥンク…。


『え、てかみんななにしてんの？』

nqrse「みんなメイク待ち」

『そういやそんなこと言ってた』

あらき「なになにどうしたのA」

nqrse「うわやばいやつきたトイレ行ってくる」

あらき「あら悲しいじゃないのnqrseちゃん(オカマ)」

nqrse「じゃトイレ行ってくるわね(オカマ)」


そっか〜、みんなはもう酒が入っているのかぁ〜(白目)


あらき「ほんと大丈夫？」


うわこいつnqrseと全くおんなじセリフ言ってきやがった腹立つな(？)


『ん〜たぶんスタッフさんがお水持ってきてくれるはず〜ありがと〜』

スタッフ「メイクさん入りまーす！」


おっ噂をすれば。


メイク「本日はよろしくお願いします」

「「『よろしくお願いします！』」」


スタッフ「あ〜っと、Aさん…いたっ！」


手を軽く振るとやっと見つけた様子で走ってくるスタッフさん。

これまでこのアリーナを借りてパフォーマンスしてきた団体のなかで多分トップレベルでうるさい楽屋なんだろうなここ。


「遅れてすいません、お水です！あとお薬も持ってきました……僕のなんですけど、調べたら酔ったあとでも効くらしいので！」


なんていい子なんだろう…()


『わざわざありがとうございます…、いただきます。』

スタッフ「いえいえ！他に困ったことありましたら、ご遠慮なく申し付けください！」


これが神対応……。すきぃ……。


そらる「ほんと顔色悪いね、大丈夫？」


らるさんを筆頭にゾロゾロとソファーに近づいてきて保冷剤やら服を脱がせるやら水を飲ませるやら…。

めっちゃ介護されてる……俺。


〜10数分後〜

『治ったァああああああああぁぁぁ！！！』

メイク「お待ちしてましたっ！メイクしていきます！」


『ほ ん と す い ま せ ん…』

「「「wwwwww」」」

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ラッキーカラー

あずきいろ

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