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北くんとデートする「明後日」は、
案外すぐやって来てしまった。
デートが決まったあと、
北くんからの爆弾発言投下が
落ち着くなんてことは一切なく
散々「好き」だの「ほんま、かわええな」だの
こっちの気も知らないで言いまくってきた。
北くんの思惑通りか分からないけれど、
今週に入って4日間毎日愛を囁かれ続けた私の心には
北くんが居座るようになってしまった。
放課後、帰りのHRが終わりみんな教室を後にする中
北くんは私の隣で座ったまま、こう言った。
「行きたいところあるか？」
『特には…』
やって、行きたい所あったら友達と行ってるから
改めて行きたいところはあらへんのや。
「そうか…」
北くんは少し考えたあと
大ぶりのリュックの中から、
見覚えのある赤と白、緑が入ったボールを取り出した。
「バレー、しよか」
『え？？ 北くん、それでええの？』
思ってもみなかったデートプランに
分かりやすく驚いてしまった。
部活がオフなのにバレーを選ぶところが彼らしくて
なんだか可愛い。
見えないだけで、
北くんもバレー馬鹿とかそういうものなんだろうか。
「ちょっとやってみたかってん。むしろAこそそれでええの？」
『うちは大丈夫やけど、でも、うちむっちゃダボやで？ それが心配や』
「全部拾うから大丈夫や」
『それは、頼もしいな』
「ちゃんとやってきたからな。やから、Aがちょびっとくらいダボでも大丈夫や」
『なんかフクザツな気持ちや…。ここらに芝生の公園あったっけ？』
全部拾う宣言は頼もしかったけれど
自分がダボなことは否定されなかったので
なんだか貶されているような気持ちもある。
「あるよ。歩いてのんびり行こか」
『おん』
すっかり誰もいなくなった教室の鍵を閉めて
一緒に公園へと歩き出す。
下駄箱まで来た時、
後方から大きな声で北くんの名前が呼ばれた。
「え！？ 北さん！？」
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ハク(プロフ) - シューさん» コメント、リクエスト共にありがとうございます〜！そして誠に申し訳ないのですが、只今リクは受け付けていないんです…。ですが、今承ったリクの中に3人、青城メンバーがいるのでそちらのお話を待っていただけたら幸いです。 (2020年7月10日 10時) (
レス) id: 63b947b75a (このIDを非表示/違反報告)
シュー - ア”ア”ア”ア”ア”〜！！どのお話も最高です！誠に図々しいのですが青葉城西で作品を作っていただけないでしょうか… (2020年7月9日 21時) (レス) id: 1cfcdd808b (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - おいしいくじらさん» コメントありがとうございます〜！ そのクソデカボイスの愛、しかと受け止めました( *｀ω´)え、私こそ好きです()よかったら結婚してください(((( (2020年7月8日 22時) (レス) id: 63b947b75a (このIDを非表示/違反報告)
おいしいくじら(プロフ) - はぁあぁあぁぁあ良かったです...！、！！もう語彙力溶けるくらいキュンキュンしました！！！！好きです！！！！(クソデカボイス) (2020年7月6日 22時) (レス) id: 6b76715b64 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - 怒らないで委員会会長mAKAさん» コメントありがとうございます！軽率にネタバレをしてしまったので、リメイクさせて頂きました…。社会人編の話はすごく気に入っているので、いつかまた別のお話として書けたらいいなぁと思います。楽しみにして頂いて嬉しいです！がんばります〜！ (2020年7月5日 23時) (レス) id: 63b947b75a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハク
| 作成日時：2020年7月4日 23時
