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その姿を見たとき、一瞬にして鼓動が早くなった。
あれからどれだけ大変なことがあっても
彼を思い出すと、力がみなぎって
どれだけ足元が悪い場面でも、踏ん張れた。
「さっくん…」
さっくんも大きな目を丸くしてて
だけど
「誰〜？知り合い？」
腕を絡ませる隣の女の人は誰なんでしょう。
吉「…なるほどね」
隣の吉沢さんは口角を少し上げて
吉「Aちゃんも、俺の腕持てば」
「え…」
吉「はは、冗談だから」
と言いながらも吉沢さんは
私の肩に右腕を置いてもたれるような態勢を取る。
田「ねぇ北斗。ちょっと豪華すぎるかな」
向「えぇー…エイ政やん…」
目「かっけぇ(笑)」
吉沢さんを見る視線で気付いた。
は、初めて見る向井さんと目黒さんもいる。
吉沢さんの隣にいさせてもらってる。
目の前にはさっくんもいる。
さっくんの隣にはすごく綺麗な人がいる。
黒色のショート丈のタイトワンピースに、７cmのピンヒール。
この格好と、この煌びやかな会場に
私自身が浮いている気がして。
やばい、泣きそ…
吉「２人で抜け出しちゃう？」
吉沢さんが、さっくんから私を遮るように前に立って
私の顔を覗き込んで
そのおかげで
瞳からあふれた一筋の涙は
吉沢さんにしか見られなかった。
急いで手の甲で頬をごしごし拭くと
吉「メイクおちちゃうよ」
と吉沢さんは優しく笑って。
この人のやさしさに救われた。
わたし、思った以上にさっくんに腕を絡ませる女性の存在に傷付いてる。
…そう思ってたら、
佐「A、借りていいすか」
真剣な顔をしたさっくんが、私と吉沢さんの隙間に来て
私の腕を掴んで歩き出した。
「えーっ、お手洗いの場所はー！？」
「さっくん…(あの人)いいの？」
佐「うん。A以上に大切なコ、いないから」
どうして、そういうことを言うんだろう。
その含みのある言葉や行動に
わたしは勝手に期待して
勝手に傷付いてるんだ。
勝手で、ごめん。
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さ - 続き更新しないんですか？ (2021年4月18日 1時) (
レス) id: 2aac9265ca (このIDを非表示/違反報告)
しぶおんぷ - 更新ありがとうございます！(^^)これから佐久間くんと主人公ちゃんがどうなっていくのか...続きを楽しみに待っています。 (2020年9月30日 23時) (レス) id: cd6adbb358 (このIDを非表示/違反報告)
あゆちぇる(プロフ) - 続きを出す予定はないのでしょうか....！？普段コメントしないのですが、好きすぎて興奮してコメントしたくなりました；＿；大介くんが本当に好きで...特にこの作品は大好きなので更新待ってます！！ (2020年9月9日 8時) (レス) id: c3990d55b5 (このIDを非表示/違反報告)
佐久間くんが好きなピカソ - 文句ではないんですけど！！本当にですよっ！？早くお話が読みたいですっ！！佐久間くん関係の話で1番好きでごわす！！更新が楽しみです！わんわんヒーローというお話も読まさせていただきました！面白かったです！頑張ってくださいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ！！ (2020年7月29日 17時) (レス) id: ca98d55510 (このIDを非表示/違反報告)
あやかぽん。(プロフ) - 佐久間くんのお話でこれが1番好きです。楽しみにしています！！！ (2020年7月4日 13時) (レス) id: 2d6f2a11cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆ う な ﾘ ｽﾞﾑ
| 作成日時：2020年6月6日 23時
