・ ページ39
まふまふ side
遙真くんと話を終えて一人家に帰る
ふとスマホを開くと、そらるさんから着信があったことに気づいた
何かあったのだろうか...かけ直してみることにした
そ「まふまふ！？やっと出た...ずっとかけてたんだよ？」
ま「あぁ...すみません
気づくの...遅くなりました」
そ「なんか元気なくない？てか今家の前いるけどどこいんの？」
ま「今帰ってます」
そ「じゃあ待ってるから」
ま「いや今日は...え、電話切れたんだけど」
まぁいっか
なんか頭使って考えるのも億劫でとりあえず家に帰る
エントランスに入るとそらるさんが待っていた
そ「黒のウィッグ被ってまで...どこ行ってたの？」
ま「ちょっと...」
そ「ちょっとってなんだよ
まぁいいや、俺お前に伝え忘れてたことあって
あの白石くんって人、やばいよ
気をつけた方がいい
お前も、Aさんもきっと何か良くないことが起きるよ」
あぁ...わざわざ言いに来てくれたんだ
そこまで心配してくれてたんだ
でも..
ま「もう手遅れですよ」
そらるさんと家に入り、靴を脱ぎながらそう返す
そ「手遅れ...？」
ま「はい。Aさん、白石くんと付き合ってるみたいですよ
笑っちゃいますよね...あんなに啖呵切って落とす宣言しときながらあっという間に取られてしまったんですから笑
そらるさんの忠告はありがたかったですけど...僕もさっき知りました
白石くん自ら話しかけてきたんです」
さっきあったことを全て話すと自然と乾いた笑いがこぼれてきた
そらるさんには心配かけないように、と終始笑顔で振舞ったけどその度に鼻の奥がツンとした
そ「何なのそいつ...」
そらるさんの低い声が僕の分の怒りまでを表していた
ま「だから...もう僕にはどうしようもありません笑」
そ「お前...笑うな」
頬を抓られてびっくりして目を開いた
ま「いひゃいです！はなひてくらしゃい」
そ「そんな明るく振る舞うなよ
そんな簡単な話じゃないだろこれは
俺とお前の仲じゃん、辛い時くらい泣けよ...」
こんな時まで優しくしないで欲しい
さっき流し終わったと思った涙がまだ溢れて、そらるさんに背中を叩かれながら泣いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 294人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねむ。(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます！時間のある時に更新頑張るので楽しみにしていてくださいね！ (2021年12月5日 20時) (
レス) @page41 id: e5d1209f30 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - すごく面白いです！大変だと思いますが、更新頑張ってください！ (2021年12月5日 14時) (レス) @page39 id: 6f49e0674a (このIDを非表示/違反報告)
ねむ。(プロフ) - はなさん» コメントありがとうございます！これから先の展開も楽しみにしていただけると嬉しいです！ (2021年12月5日 14時) (レス) @page39 id: e5d1209f30 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 急に展開が変わった…遙真さん、、、、どした？ (2021年12月5日 6時) (レス) @page37 id: f21a8d2e78 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ。(プロフ) - リツさん» コメントありがとうございます！受験生なんですね、私と同じだ(あれ)。そんなふうに言って頂けてとても嬉しいです！頑張ってくださいね！勉強の合間にぜひ読んでください (2021年12月4日 18時) (レス) id: e5d1209f30 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ねむ。 | 作成日時：2021年11月18日 18時
