推しと恋愛は無理です!【mfmf】

子供の喧嘩 ページ16

まふまふ side



今日もいつもの時間帯、Aさんのバイトが終わる時間に合わせてコンビニに向かう




本来なら3日に1回とかが嫌われないで済むギリギリのラインだと思うが、Aさんのことが気になって仕方ない




毎日つけられている




Aさんはその全てが僕だと思っているようだが実際は違う



最近は仕事が忙しくて御守りしたり、(無理やり)一緒に帰ったり出来なかったのだ




やっとのことで2回は後ろから家まで見送ることが出来たけど...





だから僕は確信している


Aさんには別のストーカー(僕は違うけど)がいると





だから今日だって御守りしようとコンビニに行った




Aさんに話しかけるといつものように断られたがそれは誰かと一緒に帰るかららしい




僕は一緒に帰れないのになんで他の人とは帰るんだ...と羨ましい気持ちが芽生える





なんてことだろう、Aさんと一緒に帰る相手は男だった



顔立ちも良く、身長も僕と同じくらい




控えめなイケメンって感じの好青年に僕からでも見えた



だから嫉妬した



取られるんじゃないかと





僕だってできた人間じゃない


社会からは逃げて生きてきた



それにこの恋という感情を自覚しただけでまだよく知らない




だからあんな子供のようなことしか言えない




そしてとうとうAさんを怒らせてしまった




大嫌い




そう言われた心が、もう裂けそうなくらい痛かった




ま「Aさん...」




遙真「Aちゃんは僕が追いかけます


まふまふさんはもうお帰りください...僕が話しておきますから」




僕の嫉妬の対象である白石くんは僕なんかよりよっぽど大人で...




自分の未熟さを思い知りながら家へと帰った

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