125話 ページ31
4月、5月と忙しなく過ぎていき、気づけば6月
梅雨が本格的になってきた
夏帆「今日も雨かぁ〜」
『ジメジメするし髪の毛まとまらないし...雨は嫌いだな』
夏帆「同じく〜」
昼休み、教室の窓から雨に濡れる校庭を2人で眺めている
桜ノ宮高校は今年、去年より格段に女子生徒の比率が上がり、今では3対7の割合で女子がいる
私たちの学年は多分、0.5対9.5ってとこだろう
だから女子の先輩は珍しいらしく、、、
「A先輩!!!ここ教えてください!!」
と聞きに来ることも多い...夏帆に聞いたら私や夏帆と話すのが目的なんだとか
それでもやっぱり後輩は可愛い
生徒会は今年から成績制度が無くなり、希望制(先生に頼み込んだとか言えない)
だから私は真っ先にやめた()
さすがに音楽と勉学の両立だけで精一杯
あと夏帆と遊びたいし
クラス替えは存在しないので夏帆と3年間一緒のクラスなのだが、生徒会を辞めてから浅川くんと話す機会が無くなった
話しかけてくれることもあるがなんだか元気がなさげだし
最近聞いた話だと、浅川くんも生徒会をやめたらしい
私と似たような理由なのかな笑
下校時間になるといつも私より先に学校が終わっている蒼が迎えに来てくれる
s「お疲れ様!」
『ごめん!!待った?』
s「んーん。はい!」
蒼が差し出した傘の中に入る
これは所謂、、相合傘
最近はこれがデフォ
こないだ傘を持っていこうとしたら拒否された
毎日家まで迎えに来てくれて家まで送り届けてくれる
蒼と付き合い初めてもうすぐ半年
早いものだ...
s「もうすぐ半年だね!」
『だね〜』
s「Twitter見てる?俺とAもう完全に夫婦扱いだよww」
『まぁあながち間違ってはないしね』
s「ちゃんとプロポーズするから待っててね?」
『サプライズを期待してる』
バカップルみたいなやり取りだが生憎雨音に隠れるため私たちの会話は私たちにしか聞こえない
s「はい、着いた...って誰かいるよ?」
『ん?』
家の前にレインコートを着た男性が立っていた
『あ、浅川くん!?』
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ねむ。(プロフ) - 空璃さん» コメントありがとうございます!これからも頑張って更新していくので楽しみにしててください! (2021年2月14日 11時) (レス) id: e5d1209f30 (このIDを非表示/違反報告)
空璃(プロフ) - すごいおもしろくてどハマりしました~!!これからも頑張ってください応援してます!! (2021年2月14日 2時) (レス) id: 6a5f79987a (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん@抹茶 - ねむ。さん» 100→シリーズ100 (2021年1月28日 21時) (レス) id: 5aab78de35 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん@抹茶 - ねむ。さん» 別にこれが100まで続いても(ねーよ)見続けまっす! (2021年1月18日 20時) (レス) id: 5aab78de35 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ。(プロフ) - 抹茶さん» ありがとうございます!長期になると思いますが見てくれると嬉しいです!! (2021年1月16日 1時) (レス) id: 933f1dc348 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねむ。 | 作成日時:2021年1月15日 7時