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二宮side
翔さんに見惚れていた俺はちょっとした物音で正気を取り戻す
ようやく窓に近寄って翔さんがなるべく驚かないようにしゃがんで窓をたたこうと手を構える。
けど、ずーっと上を見上げて動かない翔さんがなんだか不思議で、少し怖くて生唾を飲む
コンコン…
と、2回たたくと翔さんの肩がきゅっと上がる
ゆっくりとこちらを向くのと同時にオレは窓を開けた
「翔さん…何してるの？」
目が合うとまんまるな目がふっと緩んで
「なぁんだ、ニノか」
って安心したように笑った
「ごめんね驚かせて。てゆうかこんな所にいたら冷えちゃうよ？」
「んふふ、そうだよね(笑)夜はまだ寒いね。」
なんて言いながらも動こうとしない翔さんの目線の先を追うとまんまるの月が輝いていた
「きれい…」
俺は思わずつぶやく
「都会じゃこんな綺麗に見えないでしょ？」
笑顔でそう言う翔さんはちょっと自慢げだった
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美唯(プロフ) - 続き読みたいです (2019年8月3日 15時) (
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作者名：未翅(みし) | 作成日時：2019年5月17日 20時
