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＿you side＿
“本当に、申し訳ありませんでした。”
“なんであんなに早まったんだろうって
Aに出会ったから後悔ばかりだ”
“明日も生きたいって、初めて思ったよ。”
“Aの未来を奪ったのに
俺が、こんなこと言う資格ないけど…”
「＿＿＿＿！Aってば！」
「…起きてるよ。」
涼太の声で目が覚めて
時間をかけてゆっくり義足を取り付けると
ぎこちない足取りで階段を下りた。
極力歩くように、そう医者に言われているけど
どうしても歩く気力がわかなかった。
そんな私を見て両親は心療内科を受診させようとしてくるけど
断り続けているとついに諦めたようだった。
「たまには歩いてみない？
入院してた時はリハビリもよくこなしていたし
いつまでも車椅子じゃ、」
「ほっといて。」
涼太の言葉を遮ると車椅子に乗り
あてもないのに家を出た。
このまま何処かの海にでも行って身を投げようかなんて
毎日死ぬことで頭がいっぱいだった。
でもそんな私の頭の中は
最近新しい存在が占領しつつあった。
「あ、Aちゃーん！！」
「げっ、」
「どこ行くの？
今日は特に暑いから帽子とか被らなきゃ！」
偶然会ってしまった佐久間は
普段見慣れないスーツを着ていて
今日が平日であることを思いだした。
佐久間の隣には初めて見る男性がいて
無理もないが私の足をじっと見ていた。
「どこでもいいでしょ。」
「気になるじゃん！」
「仕事しろ。」
佐久間とその男性の前を横切り
あてもなく再び車椅子を動かし始めた。
何処へ行こうか悩みながら進んでいくと
町内の掲示板に新しいポスターが数枚貼られていて
何となく止まって眺めていると
背後に気配を感じて顔だけ振り返った。
「よ、」
「岩本さん…。」
「ここ行きたいの？」
指さされたポスターは
向日葵畑や牧場、小さな遊園地が併設された施設のもので
小さく首を左右に振ると車椅子を動かした。
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ぱぐたろう(プロフ) - ぴくみんさん» 読んでいただきありがとうございました！！書くこと自体迷っていたお話だったのですが、書いてよかったです。次も楽しんでいただけるよう頑張ります！ (2021年8月15日 22時) (
レス) id: 7ae9714678 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぐたろう(プロフ) - ゆりあさん» ありがとうございました！凄く迷いながら時間をかけて書いたお話なので、そう言っていただけて凄く嬉しいです。 (2021年8月15日 22時) (レス) id: 7ae9714678 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぐたろう(プロフ) - こころさん» 読んでいただきありがとうございました！そう言っていただけて凄く嬉しいです！ (2021年8月15日 22時) (レス) id: 7ae9714678 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぐたろう(プロフ) - ぐりーんかれーさん» ありがとうございます！楽しんでいただけて凄く嬉しいです。次回も頑張りますのでよろしくお願いします！ (2021年8月15日 22時) (レス) id: 7ae9714678 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぐたろう(プロフ) - 名前さん» ありがとうございました！受け取りての方によって違う感じ方を楽しんでいただければと思い書いてみました。次のお話も頑張ります！ (2021年8月15日 22時) (レス) id: 7ae9714678 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱぐたろう
| 作成日時：2021年8月10日 19時
