君は一体何者ですか【稲荷崎】

化け物チーム ページ19

夢主 side









「「「ナイスキー！治！！」」」






『…ナイスキー』






あの後、全員から自己紹介をしてもらい、ほとんどの人が名前呼びでいい。と言ってくれたので、私のことも名前呼びで。と言った




でも、宮治とは揉めたこともあって、少し距離が出来てしまった







宮治の方も私を気にしていたみたいだが、流石、強豪。と言うべきなのか、練習が始まると、空気というか、圧が変わった





そして今は、3対3のミニゲーム中で 宮治がスパイクを決めた所だ





この、ミニゲームを見てて痛感させられる





音駒も、物凄い強豪ではないが、なかなかのチームだと思っていたけど、本物の強豪は全く違う




一人一人の技術も、全体のチームワークも桁外れ









特に、技術面では宮侑が化け物だった




宮侑のセットアップが、凄いものなんだろうという事は、高校NO.1セッターと呼び声高い時点で分かってはいたものの、生で見るとその化け物さがよく分かる






宮侑のトスは、本当に “乱れない”



スパイカーが上手くなったと錯覚するトスのお手本だった






それだけでも全身に鳥肌が立つほど、ゾクゾクッと私の気持ちを煽るのに、さらにサーブも化け物ときた




宮侑は、本当に凄い…この人のプレーを見れて良かった。と心から思えるようなプレーをする







…ただ、宮侑が “特に技術面で” 化け物なだけで、稲荷崎は全体的に、化け物だらけのチームだった








でも、私は北信介先輩…この人が稲荷崎では1番化け物だと思う





北先輩は、多分 “ちゃんとバレーをやっている”




ちゃんとバレーをやるだなんて、当たり前の事のように聞こえるが、北先輩を見てみればよく分かる








宮侑の様な精密なトスを出せる訳でもない







尾白先輩の様な威力のスパイクが打てる訳でもない







角名の様な抜きん出て上手いブロックができる訳でもない








それなのに、主将 と言うものを背負っていても、なんら違和感の無いこの人が、私は少し怖かった。そして、その反面とても好奇心を擽られた





バレー部のマネをするかを、悩んでいた事なんて今となれば少し恥ずかしい気もする





こんなすごいレベルのバレーを間近で見られるんだ







【 私、稲荷崎の男バレに来て、良かった！】







そう心で強く叫んでから、スコアボードに私は手を伸ばした








------ｷﾘﾄﾘ線------




久々更新なのに、内容意味不でごめんなさい(＞ ＜)

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