天使99 ページ11
紅潮した頬に潤んだ瞳
それを俺に向けてくる
訳もなくヒロトに向けていた
遠ざかるヒロトを見つめる君を見つめる俺
なんとも一方通行の愛
なんとも滑稽な光景
貴「、、、カッコイイね、ヒロトは」
貴「好きな子に初恋をありがとうって伝えて」
貴(悔しい)
最後の足掻き
君の理想の俺になりたい
なりたい________
『、、、貴利名くんも、カッコイイよ』
俺の手を控えめに震える手で掴んで見つめてくる
真っ直ぐに俺を射抜く瞳
出会った時のような柔和な微笑みを向けてくる
『貴利名君だって私に伝えてくれた』
『私、凄く嬉しい』
『告白されたの』
『すっごく、、、嬉しい』
それはその笑顔を独占できるという回答なのか
でも、問い詰めて違かったら
告白しない方が良かったんじゃないか
グルグルと巡る思考の尻尾を掴みたい
いつもの笑顔を作る
『、、、無理して笑わなくていいよ』
『私はキラキラした貴利名が好きだけど』
『王子様みたいなキラキラじゃなくって』
『誰かと楽しそうに笑ってる貴利名君が好き』
『だから、無理して笑わないで』
そう言って俺の頬に触る
優しくて暖かい手を
貴「バレてたの」
『うん』
貴「困ったな」
そう言いながら笑う
俺はそんな君に幸せになって欲しい
なって欲しいから
________もう少しだけ、俺に無理させて？
貴「まだ間に合うよ？」
貴「ヒロトの事追いかけなくていいの？」
自分について来て欲しい
自分だけのAにしたい
けど、それはやめたんだ
貴「俺は、Aの決めた結果に」
貴「文句は付けない」
貴「むしろ、応援、する、から」
Aの目が見れない
見たら応援できなくなるから
本当は目を見て笑ってあげたい
笑顔で応援してあげたい
でも、俺はそんなこと出来ないから
出来ないから、これで許して？
『貴利名君________』
何故か遠いような近いような
耳から抜けていくような滑らかな声
その先が聞こえない
ただ微笑まれる俺
小さい頃からずっと両片思いしてた幼なじみ
今からでも遅くない
俺よりもAのことをずっと守ってた人
貴(俺なんかよりも大切な人)
貴「俺に恋を教えてくれてありがと」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ひいーーーーーームズムズするーーー
最近寒すぎて風邪ひきそう
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もち汰。(プロフ) - ヒナ(^ ・ω・^)ノさん» 私も裏の貴利名くんお気に入りです笑読んでくれてありがとうございます( ´ω` ) (2020年5月7日 7時) (
レス) id: 09af299ba0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ(^ ・ω・^)ノ(プロフ) - もち汰。さん» 裏の貴利名君めっちゃよかったです！ (2020年5月5日 2時) (レス) id: 65260c75e2 (このIDを非表示/違反報告)
もち汰。(プロフ) - ヒナさん» そう言ってくれると嬉しいです！天然な子が実は裏があるってギャップ好きで(｀-ω-´) (2020年5月4日 23時) (レス) id: 09af299ba0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - 一気読みしてきました！とても良かったです。マジで推しが尊すぎて死にそうです。(氷浦君推し)更新お疲れ様でした！ (2020年5月4日 17時) (レス) id: 65260c75e2 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - とっても面白いです！！更新を楽しみに待ってます！ (2020年4月16日 12時) (レス) id: b227610430 (このIDを非表示/違反報告)
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