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あんなに酷い体になろうが、肺が潰れそうになろうがファンのために歌う姿に、魅せられた。
誰もが目を引かれ、離れられない、忘れられないそんな歌を歌い、いつもより輝きが強くて、眩しい…………
戦場で歌う歌姫のように、何があろうとも歌を届けようとする
その姿は、スーパーアイドルを超えた、
「神様じゃん……………」
歌い終わると、まだ曲はかかっているがAはマイクを手に取って
『お前らありがとなー！！いやー急にびっくりさせてすまんすまん。このとおり元気だから安心しろよ！
てかお前ら化粧崩れて山姥みたいになってるぞ。
ぶっっさ、いやごめんって。前列の子大丈夫？なんか飛んできてない？あたしのパンツとか。いやねぇな。
パニクってなんか落としちゃったーって子は近くのスタッフが責任持って届けるから安心しろよー。怪我しちゃった子も、近くのスタッフまで伝えて医務室にぶち込んでもらえよー』
最後の誘導も完璧に終えて、まるで怪我なんてなかったかのようにでかい照明に腰掛けながらAは笑顔でファンの子に手を振った。
先程の悲鳴は安心しに変わり、皆最後に手を振ったが
Aの体は悲鳴をあげてもう限界のはずだ。なのにまだ笑って、ステージにいるのはプロのアイドルとしてのプライドなのだろう。
ハケるための扉が開き、そろそろ終わりだ
『じゃあな、お前ら！さっさと帰って糞して寝ろよ。そんで、また会いに来いよ！』
後ろは見せず、お姫様たちであるファンに最後かもしれないファンサを見せ、そのまま扉は閉じて、
ライブは終了した。
………………………
階段をおりて、スタッフたちが待ち構えるようにAの様子を見ていたが、その体は崩れ落ちてまた出血が始まった
「A！！！！」
glowとして、Aが子どものように愛する相方のジュンがスタッフを押しのけるように彼女を支えたが、その体は酷く冷たくなっていっている。
彼女の後ろは、すでに血がこびりつき、嫌な匂いを発生させた。
「やだ、いやだ！！！こんな所で死なないでくださいよ！！お願いだから、おねがいっ…………死なないで、」
『いやー可愛いジュンの泣き顔をまた見れて幸せだわ………ごめんなー。ちょっと上手く、喋れん』
「喋んな、バカっ！！！！まってくださいよぉ！今、救急車呼んでるんで、勝手に死ぬなんて許さないっすからねぇ！」
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死柄木朧(プロフ) - ナギナギの漢字違いますよ。正しくは凪砂です (2022年8月14日 22時) (
レス) @page27 id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
璃胡(プロフ) - めっちゃ心が死にかけてバクバク音鳴らしながら見てましためっちゃ続編楽しみにしてます！！！！！！！ (2021年10月7日 21時) (レス) @page50 id: 22b34aab1f (このIDを非表示/違反報告)
伊弉冉アリスさぶ - 続編おめでとうございます！照明が落ちてきたときはドッキドキして続きを待っていましたが、ちゃんと生きているようで。良かったです… 続編、お待ちしております！ (2021年10月7日 20時) (レス) @page50 id: c2abd4fe86 (このIDを非表示/違反報告)
氷翠(プロフ) - マジで泣きました。続編も頑張ってください。楽しみに待ってます!! (2021年10月7日 19時) (レス) @page49 id: c0d88fed6a (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - すごい小説にひきこまれました。楽しみに待ってます。 (2021年10月4日 18時) (レス) @page44 id: 30bd05b899 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃亭 x他3人 | 作成日時：2021年9月19日 17時
