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「えっ!?英智くんそんな事言ってたの!?もー!そういう事は僕たちの方から言うから必要ないんだね!悪い日和!」



『その語尾の悪い日和って可愛いな。良い日はなんて言うんすか?』



「……!良い日和だね!」




『100点!!嫁に来ません?巴さん』




えっ、行きたいんだね!!!!!!(リアコだから嫁にでも何でもなりたい)

けど僕はアイドルだから誰かから一心の愛を貰うことはまだ許されていないし、彼女もそうだ。

彼女もファンの皆から愛されている。確かにコミニュケーションが軽いので誤解されがちな発言をしてしまうAだが、

きっとそんな所もアイドルとして皆愛してる


…………たまに炎上するのも悪い癖だが






「ねぇ、A………」




「凪紗くん!?いきなり呼び捨てなんだね!?」




『別にいいっすよー?なんですか?凪ちゃん先輩』




凪紗はAの目を捉えて、静かにこう言った。

「私たちはfineを、この学園を去る。新しい楽園へ向かう………君も、来てくれない……?」


それは=同じユニットになって歌ってほしい。
遠回しで分かりずらいが、凪紗はそうAに伝えた。

Aそれほどバカではないので、その意味をちゃんと理解している。

日和もそれは知っていたので、黙ってAの返事を聞いていた。

求めた理想と、彼女と楽園へ

もしそれが叶えばアイドル界は大きく変わるだろう。
誰もがきっと、それを望むに違いない




しかし、







『無理なんだよなぁ………みつを』





「どうして………?」




『あぁ、そんな顔しないでください凪ちゃん先輩………日和さんも。あたし、そーいうの弱ぇから。あーあー泣かないで?お姫様がそんな顔しない』



「だっでぇぇぇ”””””うぅ、っ…………」




はっきり言えば、Aは誰ともユニットを組むつもりもない。
それは未来永劫変わらないだろう

どんなに誘われてもずっと拒み続けていた。


どうして?と聞かれれば





『あたしは、1人でも皆を愛せるようなアイドルになりたいから。どれだけ孤独と言われても、センターに立ってこの声が枯れるまで歌い続けたい。

スポットライトを浴びるのはあたしだけで充分!他はいらない』






ギラギラとした星を射抜くような目が凪紗と日和を襲った。
これが佐賀美陣の次期後継者であり、ステージで暴れ回る不沈艦。

楓坂Aなのだ。


彼女の前に立つものは誰であろうと容赦なく輝きで消し去って


夢中にさせてやる

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死柄木朧(プロフ) - ナギナギの漢字違いますよ。正しくは凪砂です (2022年8月14日 22時) (レス) @page27 id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
璃胡(プロフ) - めっちゃ心が死にかけてバクバク音鳴らしながら見てましためっちゃ続編楽しみにしてます!!!!!!! (2021年10月7日 21時) (レス) @page50 id: 22b34aab1f (このIDを非表示/違反報告)
伊弉冉アリスさぶ - 続編おめでとうございます!照明が落ちてきたときはドッキドキして続きを待っていましたが、ちゃんと生きているようで。良かったです… 続編、お待ちしております! (2021年10月7日 20時) (レス) @page50 id: c2abd4fe86 (このIDを非表示/違反報告)
氷翠(プロフ) - マジで泣きました。続編も頑張ってください。楽しみに待ってます!! (2021年10月7日 19時) (レス) @page49 id: c0d88fed6a (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - すごい小説にひきこまれました。楽しみに待ってます。 (2021年10月4日 18時) (レス) @page44 id: 30bd05b899 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑠璃亭 x他3人 | 作成日時:2021年9月19日 17時

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