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『その足りない脳みそで考えれば？じゃあなー』
そう言うとAは扉を閉め、生徒会室から去った。
足りない脳みそ、そう言われて英智は顔を顰める
僕の何が足りないと言うんだ。じゃあ君が寵愛するあの子は何があるって言うんだ
まだ何も無いはずなのに、君を夢中にさせるあの子はなんなの？
女神の寵愛を一身に光のように浴びているのが気に食わないと英智はギリっと唇をかみ締めた。
一度、Aにそんなやり方では友達がいなくなると言われたことがあった。
でも英智は笑ってそれを遠ざけ聞かないようにしていた
しかしそれは間違っていなかった
革命から僕の元から人はいなくなって、独りになることが多くなった
僕は、何を間違えたの……？分からない……
夢ノ咲に革命を起こしたのにこれでは何も残らない
しかし、それで構わない。いつか僕たちを倒そうと立ち上がる光がまたきっと現れる
そのために悪役でもなんでも演じてやろう
「天祥院英智はそれでこそ生きる意味がある」
この体が灰で焼かれようとも焦がれる命は消えない
ステージに立つたびに生き返って見せようじゃないか
………………………
『相変わらずあのバカは変わんねぇよなー………まぁ、いっか。そろそろ帰らねぇと………うちの子が心配だし』
ジュン見守りラインを見ていると予想通りに時間ごとにブザーが鳴っている。
恐らくあたしがいない事を理由にちょっかいを出そうとした生徒が多くいたのだろう
後で帰ったらぶち殺す………そしてジュンを撫でよう
きっと今日も歌う曲の振り付けやボイトレを頑張っていたはずだ
うちの子健気で可愛いな！！！ほんとに
呼んでおいたタクシーが既に校門前に来ており、ちょうど門限まで時間があまりないのですぐに乗ろうとそのまま歩き始めた
「まって！！！！！」
しかし足は止まり、ふと振り返るとあのライトグリーンの髪の色の美少年と銀髪の美少年が立っていた。
ライトグリーンの少年、巴日和はAが行ってしまう前にきっと全速力で玄関前に来たのだろう。
息があがっており、顔も走っていたのか火照っていた
「Aくん！！！！！まっ、うわぁっ！？」
Aの元へ寄ろうとした日和は運悪く足がつまづきそうになりそのまま転んだ。
なんてかっこ悪い………好きな人の前で転ぶなんて……
「うぅ………悪い日和……」
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死柄木朧(プロフ) - ナギナギの漢字違いますよ。正しくは凪砂です (2022年8月14日 22時) (
レス) @page27 id: d2d08f032a (このIDを非表示/違反報告)
璃胡(プロフ) - めっちゃ心が死にかけてバクバク音鳴らしながら見てましためっちゃ続編楽しみにしてます！！！！！！！ (2021年10月7日 21時) (レス) @page50 id: 22b34aab1f (このIDを非表示/違反報告)
伊弉冉アリスさぶ - 続編おめでとうございます！照明が落ちてきたときはドッキドキして続きを待っていましたが、ちゃんと生きているようで。良かったです… 続編、お待ちしております！ (2021年10月7日 20時) (レス) @page50 id: c2abd4fe86 (このIDを非表示/違反報告)
氷翠(プロフ) - マジで泣きました。続編も頑張ってください。楽しみに待ってます!! (2021年10月7日 19時) (レス) @page49 id: c0d88fed6a (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - すごい小説にひきこまれました。楽しみに待ってます。 (2021年10月4日 18時) (レス) @page44 id: 30bd05b899 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃亭 x他3人 | 作成日時：2021年9月19日 17時
