占いツクール
検索窓
今日:6 hit、昨日:95 hit、合計:93,989 hit

152 ページ2

北斗に相談があるからと食事に誘われたのは、そのバーでAを見かけた数週間後だった。

「Aさんと連絡とってますか、翔太くん。」

「とってないけど。」

2人の目の前にはビールが置かれていた。

北斗が何も考えずにたくさん頼んで食べ物がたくさんあるが、俺は見た目だけでお腹いっぱいだった。

「とらない理由って聞いても平気ですか。」

少し申し訳なさそうに北斗はそう言ってくる。

北斗の相談に乗るつもりで来たのになぜか俺が質問をされてておかしな気持ちになった。

「いやよくないね。ってか、北斗の相談ってなんなの。」

話を元の軌道に戻すと、北斗は軽くビールを飲んでため息をついた。

「俺、千佳を迎えに行ける日が来ない気がするんです。」

確信的な一言だった。

確かにSixTONESは結成当時から個人売りの盛んなグループだった。

大我とジェシーが格別売り出されてることはきっと北斗にとっては不安でしかないのだろう。

「あの2人を抜かそうと思って、本たくさん読んでみたり、ボイトレ行ってみたり、アクロバットやってみたりしてるんですけど、あの2人が頑張っても頑張っても上をいくんです。」

ジョッキを指でいじくりながら北斗は言う。

「SixTONESがグループの状態で居られるのも時間の問題なのかなって。それでバラバラになったらまた夢が遠のくのかなって。」

「そんな悲観的にみんなよ自分たちのこと。」

「でも、もっとビッグになって迎えに行くとか言った手前、このままじゃ千佳も夢も手に入らない気がするんです。」

少しお酒が回ってきたのか目を赤くしながら北斗は話し続ける。

「…両方手放すことはないんじゃない?」

そう言った俺に北斗は疑問そうな顔を向ける。

「デビューとか、北斗の仕事のことは頑張ればいけるとかそんな無責任なことは言えないけど、千佳ちゃんは待ってくれてるんだよね?北斗を邪魔してるのがプライドだけなんだから、あとは北斗の気持ちでどうにでもなるんじゃない?」

自分でも臭いことを言っているのはわかっているがお酒の力とはすごいものだ。

「彼女といれば、もっと辛いことがあっても乗り越えられるかもしれないんだし。」

俺みたいに相手を幸せにできないかもしれないという逃げ腰な考えのやつにこんなことを言われても響かないかもしれないが。

何度も言うがお酒の力とはすごいものだ。

北斗は足下とつぶやきながらおもむろに携帯を取り出した。

「酔いがさめたら連絡します。」

153→←151



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (128 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
506人がお気に入り
設定キーワード:渡辺翔太 , 宮舘涼太 , SnowManジャニーズJr.   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

kmgapsy03(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (11月17日 5時) (レス) id: 70d4c7f329 (このIDを非表示/違反報告)
tvaaasn(プロフ) - とても面白かったです!!更新待ってます!!!!!! (3月15日 1時) (レス) id: 3e53db3141 (このIDを非表示/違反報告)
__st.(プロフ) - 最近、一気に読ませていただきました。ぜひまた続きを読みたいです! (2018年8月14日 9時) (レス) id: 9b52a255d5 (このIDを非表示/違反報告)
hikari - いつも楽しみにしています。しばらくお忙しくされてるのでしょうか?またお時間あれば更新してもらえると嬉しいです!この小説が1番大好きな作品です。これからも楽しみにしています! (2016年7月12日 20時) (レス) id: 7f4caa4992 (このIDを非表示/違反報告)
なな - はじめまして。たのしく読ませていただいています!更新たのしみにしてます。^ ^ (2016年6月8日 0時) (レス) id: 1b06df1a1b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:M(-_^) | 作成日時:2016年3月2日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。