お酒 （アイクさんside） ページ3
ア「Aさん、飲み過ぎですよ」
『大丈夫だよぉ』
ア「まったく、もー…」
自分はお酒をあまり飲まない。
しかし、Aさんはお酒が大好きだ。
だからといって、強いというわけではない。
今日は、仕事終わりに2人で居酒屋に来たのだが、
Aさんは飲み過ぎている。
『私はねぇ、アイクさんが大好きなのよ！』
ア「え、あ、はい…」
『なんでそんな反応薄いの！』
お酒を飲んで、素直になっている
Aさんも可愛い。
しかし、ここは居酒屋である。
周りに人がいるので、恥ずかしい…。
『アイクさんは！？』
ア「え」
『私のこと好き？』
ア「えーっと…」
じっと見つめてくる彼女。
勿論、好きだが人前で言うのは…。
答えは決まっているがなかなか言えないので
彼女が不機嫌になっていないか、
ちらりと様子をうかがう。
すると、ずっと見つめていたらしい彼女と
目が合った。
そして
『好きでしょ』
と自信満々に言い
微笑みかけてきた。
ア「あー」
思わず出てしまった声を聞いて、
Aさんはきょとんとしている。
理解していないようなので
耳元で囁く。
ア「大好きですよ。
…だから今日はもう、家に帰りましょ。
もういやっていうくらい
たくさん伝えてあげますよ」
すると、だんだんと
顔を真っ赤にして俯いた。
酔って絡んでくる彼女も
可愛いくて、大好きだ。
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読んで下さりありがとうございます´`*
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作者名：こはる | 作成日時：2019年9月28日 21時
